denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

黒戸尾根(2日目)

山行日:2013年 7月15日(月)~16日(火)
ルート:1日目 尾白川渓谷P~黒戸尾根~七丈小屋キャンプ地(泊)
    2日目 七丈小屋キャンプ地~甲斐駒ケ岳~(往路を下る)~尾白川渓谷P
メンバー:mont-denden(ソロ)

 さて2日目の朝だ。まだ暗い3時30分起床。
 ハラは減っていないが起きてすぐにでも食べられる性質だ。マルちゃん正麺を作って麺を食べ,残ったスープにこれまた夕べの残りのアルファ米を入れて再び加熱。ハラにかっ込む。
 エネルギーチャージ完了!

 
4:20 まだ薄暗いうちにキャンプ指定地を出発。 間もなく空が赤く染まりだす。
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 雲海からの御来光は何度見てもいいな。
 山に登らない人に,御来光の写真を見せると例外なく「すごーい!」と言う。(笑)

4:45 久しぶりに眺める雲海からの御来光。
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 御来光を見た場所は「八合目御来迎場」というらしい。まったくの偶然なのだが私が,御来光を見たのはこの場所である。帰宅してネットに紹介されている写真を見て初めて知った。(汗)

 八合目御来迎場 何の柱かと思ったら鳥居の一部だったようだ。
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 森林限界を超えると甲斐駒らしい急登の連続だ。早速直登のクサリが出現。
 だけど足場(足跡)がしっかりと作られていて登りやすい。

 何かの遺跡にも見える?
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 よっこらしょ。クサリに全体重を預けないと登れない。
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 朝の陽光に染まる甲斐駒ケ岳。
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 二本の剱が突き刺さった大岩が見える。
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 山頂はあの奥だ。
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 ここの岩にも足跡が。
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 これは摩利支天だ! 2003年,初めての甲斐駒ヶ岳は,仙水峠~摩利支天コースから登った。

 摩利支天と早川尾根
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 剣の刺さった大岩を巻く。ここが九合目だ。
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 摩利支天も目線が同じになってきた。
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 山頂方面
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 南東の方角には鳳凰三山が素晴らしい。
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 帽子をかぶったお茶目なおっちゃんの横顔?
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 大きな岩だらけで甲斐駒らしい。中央の赤い目印を目標に進む。
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 カメラで写し撮るのはなかなか難しいが,肉眼では北アルプス,中央アルプス,御嶽山などがはっきりと見えた。
 なんだよ北アルプス~ いい天気じゃないか!そっちに行く予定だったんだけどー。でも黒戸尾根も楽しいから結果オーライ!(笑)

 槍穂山群
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5:35 山頂の手前にある。東峰の駒ケ岳神社本社に到着。
 ここが本社ってことは,山頂にあるのは何なんだろう?
 ま,いいか。深く考えないことにしよう。(汗)

 駒ケ岳神社本社
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 東峰から見た山頂。5分もかからずに行ける距離。
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 つい振り返ってしまう鳳凰三山。
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5:40 甲斐駒ヶ岳山頂!
 2003年に登ったときは,山頂はガスの中で展望はなかった。今回は,ややかすみがかってはいるものの,周囲の山々がよく見える。こんな景色だったんだ!
 山頂では,私のほかに2名の男性がカメラのシャッターを夢中になって切りまくっていた。

 山頂の祠
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 南には仙丈ケ岳がバーンと聳える! 両翼を大きく広げて優雅にたたずむ。
 仙丈ケ岳のほうが標高が高いはずなのに,ここから見るとなぜか低く見える。測量しなおしてみたら甲斐駒のほうが高かったりして・・・

 南アルプスの女王,仙丈ケ岳
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 おっとー! 連続して発生する雲が切れて北岳の頂が現れた。
 本邦第二位の高山である北岳。でも甲斐駒から見ると同じくらいの標高に見える。
 甲斐駒って3000mに少し欠ける標高のはずなのに,地形的な錯覚なのか,すごく高いところにいる気がする・・・

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 早川尾根と北岳
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 アップで
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 摩利支天と早川尾根と鳳凰三山と北岳をまとめて
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 再び仙丈ケ岳
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 もう一回北岳 左のピークはアサヨ峰
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 残念ながら間ノ岳や農鳥岳,塩見岳などはガスに隠れて見えなかった。
 20分ほど山頂を楽しんで,すぐに下山。

 カッチョええ岩
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 剣大岩と鳳凰三山
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 イワカガミのアップ
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 鎖の先についた札には安全登山の文字が彫られている。
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 裏返してみると・・・ なぜ結婚記念!? 上原さんて誰?
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 テン場には7:00前に戻ってくることができた。コースタイムは4時間なのに2時間半で戻ったことになる。しかも山頂で20分休憩したので実質2時間ちょっと。特別急いだわけではなかったが空身だとさすがに軽快。

 テントを撤収して7:40にテン場を出発。小屋でもう一杯ビールを飲もうと思ったけど,前日ビールを冷やしてあったクーラーボックスはクサリで十字がけされており,南京錠でロックされていた。管理人さんもどこかに行ってしまっている。さすがに8時前のビールは無しか・・・(汗)

 小屋を後にしてすぐに,軽装で小さなザックを背負った若者が軽やかな足取りで登って来た。おいおい!まだ8時前だよ,早すぎるぜ!
 「山頂まで一気に登るの?」と声をかけると,
 「はい。日帰りでピストンします!」との返答。
 いやスゲーな。いくら荷物が軽くたって私にはこの尾根に日帰りで挑む勇気など持てない。
 マラソンに興じてばかりで,山には行かなくなって久しいKIM(職場の仲間,マラソンは2時間30分台)にぜひトライしてもらいたい。

 手すり代わりにトラロープが付いていたが,コケたら一応アウト。
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 下りは楽だなあと思っていたが,下っているうちに急な勾配が徐々に脚をいじめはじめる。
 私は,めったに足にマメを作るようなことはないのだがこの下りは違った。親指の内側に違和感を覚え,靴を脱いでみると危険信号が出ている。念のため絆創膏を貼り,靴ひもを固く締めなおした。

 森林浴を楽しむ余裕を持たなくては・・・ 何のこれしき! 
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11:30 尾白川にかかる吊橋に到着。
 それにしても長い下りだった。最後は杖をついた老人のようになって歩いた。ヨイヨイ・・・ もう,下らなくてもいいのかと思うと心底嬉しかった。
 吊橋の上でもう一度尾白川渓谷の写真を撮ろうとカメラを構えたが,脚がプルプルしてカメラが固定できない。それどころか脚がプルプルして吊橋が揺れる!(爆笑)
 膝が笑ったのは,登山を始めたころ,湯元から日帰りで往復した日光白根山以来である。

 下は,揺れるつり橋から構図を考えながら大真面目で撮った一枚。 帰宅してPCで見てみると手前にあられもない女性の姿が!(汗) その奥に寝ているのは彼氏か旦那さんかな?
 とにかく,そんなことも気付かないくらい脚にきていたのであった・・・

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 黒戸尾根を目指す方の中には,トレランのエキスパートなど往復4時間を切るツワモノがいると聞いた。そういう方々の道場というか体力測定の場としても利用されているらしい。
 私は翌日から3日間,筋肉痛に悩まされることになった。辛いとか痛いとか,そっち系の人には最高の尾根である。ゆっくり登る普通の人には,ハードだが変化に富んだ素晴らしい登山道である。ぜひ一度トライして欲しいと思う。
 

2 Comments

mont-denden says..."Re: 黒戸尾根"
 昨年? m109さんが「○○さんを誘って黒戸尾根はどうでしょうか。」と言っていたことを覚えてはいたのですが・・・
 登山口までのアクセスが良くて天気予報も良い! 思いつき登山には最高の場所だったので,先に一人で行かせてもらいました。
ゴメンナサイ(_ _。)・・・

 さすがに,標高差2200m(アップダウンを入れると2400m)はダイナミックです。素晴らしいコースなので,行くならクルマ出しますよ。ただし,女性はm109さん以外お断りします!(笑)

2013.07.25 00:46 | URL | #- [edit]
m109 says..."黒戸尾根"
昨年から「行きたーい!」と言っていたら、先に行かれてしまいちょっと悔しい今日この頃(笑)

黒戸尾根を歩いたことのある方から、「下山が長い」「テン場からトイレが遠い」と聞いていたのですが、その通りでしたね☆
mont-dendenさんが足がプルプルくるなんて、どんだけすごい道なんでしょう?
でもやっぱり黒戸尾根は憧れなので、いつかチャレンジしたいです。
2013.07.24 23:01 | URL | #- [edit]

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