denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

西沢渓谷から甲武信ヶ岳

山行日:2013年 5月25日(土) 日帰り
ルート:西沢渓谷P~近丸新道~木賊山~甲武信ヶ岳
    ~木賊山~(近丸新道)~徳ちゃん新道~西沢渓谷P
メンバー:Zen兄ィ,m109さん,matsu,mont-denden

 久しぶりの山行である。今回はまだ登ったことがない日本百名山のひとつ,甲武信ヶ岳を目指した。
Zen兄ィは雲取山へ行きたがっていたが,オレ昨年行ったばかりだし,却下!


 かわいいキツネのお出迎え
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7:00 登山計画書を投函して出発。

 これより先,一般車両進入禁止
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 登山道は2本あり1本は旧来の近丸新道で,もう1本が甲武信小屋の主人である山中徳治さん(存命中)が拓いた徳ちゃん新道だ。合流点まではどちらの道を歩いても2時間半ほどである。
 往路は近丸新道を,復路で徳ちゃん新道を利用することにした。

 近丸新道を行くZen兄ィ。線路は木材運搬に使用したトロッコのもの?
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7:55 最初の休憩,ヌク沢の横断部でひと休み。地図に天候不良時は徳ちゃん新道を利用のこととあるのは,たぶんここが増水して通行不能になるせいだ。

 ヌク沢
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 それにしても今日はいい天気。風もなく樹林帯での登りは暑い。
 めずらしく後方からm109さんが休憩を要求してきた。振り返ると顔を紅潮させている。こんなm109さんを見るのは初めてだ。いつもなら楽々とついて来るのに・・・毎週のように山を歩きすぎて疲れがたまっている?

 ここで,持ってきたトマトをみんなに1個ずつ配った。以前,雲取山でトマトを食べる山女子を見て,超うまそうだったから,スーパーで新鮮なのを厳選してきたのだ。
 ところがmatsuが生のトマトは食べられないという。こんなにうまいのに残念!

 しばらく歩いていくと左手の視界が開けた。地図には鶏冠山(山梨百名山)と記載がある。

 トサカの形に似ている?
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9:10 徳ちゃん新道分岐に到着。

 復路はここを下ろう。
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 樹林帯だけど結構な痩せ尾根だ。気をつけて歩くべし。
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 この季節,この道ではシャクナゲがピンクの花を咲かせ,目を楽しませてくれる。
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10:25 視界が開けて広瀬湖と富士山が見えてきた。

 もう,こんなところまで登ってきたのだ。
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 富士山のアップ。ガスがかかってしまってイマイチ。
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 南アルプスは北岳から農鳥岳へ続く稜線か? 確認できず・・・
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 ところで,このあたりの奥秩父の山々を「東アルプス」と呼ぶと何かの本で読んだと紹介したら,そんな話は聞いたことがないとみんなに笑われてしまった。(汗)
 アルプスの名を冠することを認めるかどうかはその人次第だが,雲取山から金峰山へと続く奥秩父主脈縦走路はテント泊縦走好きにとって魅力的な山域であるのは間違いない。

 破風山方面への分岐。いつか東アルプスの縦走にトライしたい。
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 このあたりまで登ると,登山道に雪が多くなってきた。

 雪恐怖症のZen兄ィ,踏み抜かないよう恐る恐る歩く。
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10:50 木賊山(とくさやま)に到着。
 「とくさ」っていったい何のことだろうと思い帰って調べたら,「トクサ科の常緑,多年生のシダ」だそうだ。写真も見たけど,そんな植物生えていたっけか?

 木賊山(2468m)山頂
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 木賊山を下り始めると間もなく雪が消え,パッと視界が開け甲武信ヶ岳が目の前に!
 もしかしたら今回一番展望が良かった場所かもしれない。

 とんがり帽子の甲武信ヶ岳が目の前に!
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 奥には八ヶ岳が。
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 写真左手に金峰山の五条岩が見える。右奥の白い連峰は中央アルプス?
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 谷川連峰方面?不明。
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11:15 甲武信小屋に到着。

 甲武信小屋のホームページで顔に見覚えのある,チーフの北爪さんにお声がけ。○○市から来たことを伝えると,すぐに小屋の主人の徳さんを呼び,事情を伝えている・・・
 徳さんは,よく来てくれた!と,われわれ4人を小屋へ招き入れ抹茶をたててもてなしてくれた。山で抹茶を飲んだのは初めての経験である。うまーシ!

 唐突なこの話にはもちろん前段がある。今回の甲武信ヶ岳山行は私が企画したものだが,いち早く参加表明したm109さんから意外な情報がもたらされた。
 それは「登山計画するときよく利用するそば屋の主人が,甲武信小屋のスタッフと交流がある」というものだった。
 私はそば屋の店名を聞いてびっくり!そこの店主は,20年も前にアマチュア無線を通じて知り合った古い友人だったのだ。いつから山の登りはじめたんだ? もう彼とは何年も会っていなかったが,久しぶりにそば屋に寄ってみた。甲武信ヶ岳には4度ほど登ったことがあり,行くたびに徳さんや北爪さんと酒を飲んでいるとのこと。
 数日後に甲武信ヶ岳に登ることを伝えると,ではこれを甲武信小屋に持って行ってくれと焼酎を託されたのである。

 北爪さんは「ちゃんと焼酎が届いた写メ」を撮ってそば屋の店主に送ってくれた。12月になったらまたそば屋に行きたいと語っていた。
 いやあ,人の縁の不思議なめぐり合わせなのである。

 託された「佐藤」
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 徳さんがたててくれた茶
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 お茶をいただいたあとは,小屋にザックを置いて甲武信ヶ岳山頂までピストンだ。
 間違った道を登ろうとすると,徳さんが「おーい,山頂はあっちだぞー!」と教えてくれた。(笑)

11:45 甲武信ヶ岳(2475m)山頂
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 山頂から見る景色は,木賊山で見たよりさらにガスがかかっていて残念。
 だが,山ヤには晴れたらラッキーと思う寛容さが必要であると常々思う。

 八ヶ岳方面
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 かすかに富士山が・・・
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 甲武信ヶ岳から見た木賊山
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 谷川連峰方面?ちょっと分からず・・・
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 再び甲武信小屋まで戻り,昼食タイム。
 早速ビールを買いに小屋の中に入ってビックリ! ビールが冷やしてある横に,お金を入れる箱が無造作に置いてあって「代金はこの中へ」と書いてある。お金はむき出し状態・・・
 わが日本はなんという平和な国なのだろう。外国人がこれを見たらどう思うのか?

 本日のごちそうナポリタン。パルメザンチーズが香る。
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 ビールも飲んだしハラも膨れた。あとは下山して温泉を目指すのみである。

 徳ちゃん新道にもシャクナゲが咲いていた。
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 徳ちゃん新道はかなりの急な下り。
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 山つつじもきれいだ。
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 ときどきm109さんが遅れる。写真をたくさん撮っている? いや,何週間か前の山行時に膝の裏が痛くなって完治していないという彼女,やっぱり足が痛いんだ。大丈夫かー?

 カラ松の新緑
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3:50 西沢渓谷駐車場へ無事到着。さすがに疲れたー! 早速温泉だ,温泉!

 ところが,あらかじめ行こうと決めていた「みとみ笛吹温泉」を見逃してしまい,仕方がないので市営のなんてことのない風呂へ行く羽目になってしまった。さらに,この風呂は男湯の内風呂が壊れていて露天風呂のみ利用可だった。なんでもいーわい。早くゆっくり湯に浸かりたい。券売機で500円のチケットを購入して受付に出すと,250円返却してくれた。ラッキー。

 湯からあがってビールをきゅーっとやりたいところだが,私は運転を覚悟していたので最初からあきらめて,シュワシュワーっと炭酸飲料を飲んだ。このときいくら探してもビールの自動販売機が無いことに気付いた。
 うわははー!! Zen兄ィよmatsuよ,神はわれに味方せり。君らもあきらめて炭酸飲料を飲むべし!
 みとみ笛吹温泉を見逃して本当によかった!(笑)

 あとはひたすら,車を飛ばして帰るのみだが,その前にm109さん塩山駅で降ろす。東京の友人宅にこのまま泊まり,明日もどこかに登るそうだ。さすがだ・・・

 今回の行程は休憩を含む行動時間が8時間50分にも及んだ。日帰りで行くには結構ハードなコースだった。

 ところで,みんなを誘ったときはコースタイムでおよそ9時間だと言ったけど・・・ごめん,間違えてた!
 帰宅してから昭文社の地図であらためて計算してみると10時間の間違いでした!(爆笑)
 でも,9時間以内で帰ってこられたからオーケーっしょ,また行きましょう!

2 Comments

mont-denden says..."Re: お疲れさまでした"
いえいえ,たいしてブレーキにはなってませんよ。本当?のコースタイムより2割も早いのだから!(笑)
今日は関東でも梅雨入りが発表されたようです。よいタイミングなので夏本番に向け,少し静養しましょう。

いい加減な計画を立ててしまって申し訳ない。懲りずにまたよろしくです!
2013.05.29 21:42 | URL | #- [edit]
m109 says..."お疲れさまでした"
先日は、ブレーキをかけてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
いまひとつな体調&治りかけの足の状態で登ったのがまずかったのだと思います。
登りたくても我慢することが大事だと痛感しました。

コースタイムはやっぱり10時間だったのですね!
事前に私の持っている地図でコースタイムを調べたところ10時間だったので、9時間は9掛けしたタイムだと思っていました^^;
実際に歩いた時間は、休憩を除くと8時間くらいでしょうか?

足が完治したらまたご一緒させてください。


2013.05.29 20:29 | URL | #- [edit]

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