denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

バルトロ75

 
 2012年夏の縦走に合わせてバルトロ75を買ってしまった! これを担いで雲ノ平~裏銀座を歩いてきたのでレポートしたいと思う。
 ザックのロールスロイスと言われるグレゴリーの実力は?

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 同じバルトロでもフレームサイズがS,M,Lの3種類ある。身長176cm,体重68kgの私はというと・・・ Mサイズである。前からコレが欲しかったので異なる登山用具店で何度かサイズ合わせをしてもらったが,全ての店でMサイズがジャストフィットだとのこと。(あたりまえか・・・)

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 コレが噂のAFSサスペンション。分厚いヒップベルトが独立して動く。
 素晴らしくしっかりしていて,20kgほどの荷物を担いでも全然ズレない。しょぼいヒップベルトのザックは歩いているうちにズレきて徐々にショルダーハーネスへと加重割合が移ってしまう。
 そして急な岩場を登ったときなど,ヒップベルトが動いて(ショルダーハーネスも一緒に)ザックの重心が身体の中心に残ってくれる感じだ。
 このザックは特にこのヒップベルトが素晴らしいと思った。

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 ヒップベルト自体にプラスチックのフレームがある。しっかりしているはずだ。
 ただこのおかげで不便なこともある。ベルトの形状がフレームのおかげで変えられないため,テント内での取り回しに苦労した。

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 次はショルダーハーネス。こちらもランドセルの「天使の羽根」のように付け根が動く。ザックのフレーム自体が3種類あることに加え,ここの取り付け部も上下2箇所から選択できる。私の場合は上だった。
 他のメーカーに比べて恐ろしくS字状に曲がった形状をしているが,背負ってみると全く違和感がない。ヒップベルトほどゴツくはないが,それでも十分な厚みがあって20kgを背負って4日歩いたが,肩のどこかが痛くなることはなかった。

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 雨蓋を取って内部にアクセス。
 この丸い輪を引っ張ると閉じるのだが,良く考えられており,片手でビューっと引いただけでOK。開くときも簡単。非常に使い勝手が良かった。

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 ハイドレーションシステムも当然装備している。でも私はコレあまり使わない。背中の熱が伝わってぬるくなるのが嫌だ。

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 ウォーターバッグ入れはペラペラの袋をぶら下げてあるだけ。めくると背面フレームも覗く。

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 フロントアクセスもOK! この機能を持つザックは初めてですごく期待したのだが,私の場合テントマット(スリーピングマットではなくテントの床全体に敷く2ミリ厚程度の銀マット)をこの位置にパッキングするので,全く無意味であった・・・ パッキングを工夫してみようかと考えてもみるが,反面要らない機能だとも思ったりする。

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 こちらは二気室のうち下部から写したもの。気室を分けるのはペラペラの布1枚で,けっこういい加減な感じで仕切られている。

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 ミレーなんかはこの部分もジッパーを採用しており,しっかり感があるのだが,グレゴリーのこれは下の写真のとおり金具を止めるだけ。
 だけど,テントポールをザック内に収納する場合,このいい加減な仕切りのおかげで,上手く上下気室を貫くので具合が良かった。グレゴリーはそこまで考えていたのか!(笑)

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 フロントポケット。結構な容量があるので私はここにレインウェア,ザックカバー,折り畳み傘,レイングローブなどを収納した。実際雨が降り始めたときは素早く取り出せてGOODだった。雨が止んだとき,脱いだレインウェアを適当にたたんで詰め込んでおくにも便利。

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 次はサイドポケット(ジッパー付き)で,これも使い勝手が良かった。ザック本体をパンパンにしても立体裁断になっているのかまだ入る。ここにはプラティパスの水筒を入れた。

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 コンプレッションベルトが斜めになっていて,上のサイドポケットへのアクセスを邪魔しない。良く考えられているなあ・・・

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 下気室部のコンプレッションベルト。スリーピングマットを外付けするには十分な長さがある。

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 購入する前にもチェックしたが,ここがドリンクホルダーに変身するのだ!

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 下はベルクロをベリベリっと剥がした変身後。普通のザックではペットボトルなどをここに入れておくと,休憩時にザックを背負ったままで取り出すことはできても,再び戻すことは難しい。
 ところが,この形状のおかげでザックを背負ったまま簡単にペットボトルを抜き差しできるのである。これは便利だった! 容量1リットルくらいまで大丈夫な大きさ。ボトルが落ちないようゴムコードが着いている。

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 反対側は普通のポケット

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 これは雨蓋の裏側

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 ザックから雨蓋を外して収納されたベルトを引っ張り出せばウエストバッグになる。個人的にはまず使うことのない機能だ。ベルトを外して軽量化しようか悩むところだ・・・

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 ヒップベルトについているポケット。縦走時はここに記録用のボイスレコーダーを入れて歩いた。

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 理由は知らないがショルダーハーネスがこのようにベルクロ構造になっている。

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 なので,簡単に自作した別のベルクロパーツを取り付けてみた。

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 このように使用するのである。(オスプレーのパクリ)
 ザックを降ろさなくてもトレッキングポールが仕舞えて邪魔にならないので,突然現れた岩の急坂などで重宝する。

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 一眼レフをぶら下げるフックを取り付ける位置も良好。

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<結論>
 背負い心地でグレゴリーに文句をつける記事を読んだことがない。ホント誰にでも合うのか疑問だったが,背負って歩いてみて納得。背負ったと同時にザックのほうで身体に合わせてくれる感覚である。ピタっと決まる!
 4日間,歩き通しても上半身にたいしたストレスはかからなかった。(あたりまえだが,下半身は普通のザックと同じように疲れる。)
 ただ,難点がないわけでもない。それはザック自体の重さだが,これだけフィットしてくれればその分軽く感じるというもの。このザックは気に入りました!

2 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
FJさま

私の拙なレポートが微力ながら役立ったようで,まことにありがとうございます。
このザックは良いですネ!

10/19~21日,コレを背負って下ノ廊下を歩いてきました。
近日中にレポートします。

今後ともよろしくお願いいたします。
2012.10.23 23:33 | URL | #- [edit]
FJ says...""
初めましてFJと申します

グレゴリーのバルトロ75の記事 大変参考になり
購入するきっかけになりました
ありがとうございます

このブログを私のブログにリンクさせていただきました
2012.10.23 21:33 | URL | #- [edit]

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