denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

梅雨の晴れ間~苗場山

山行日:2012年6月24日(日)
ルート:みつまた第2リフト駐車場~和田小屋~神楽ヶ峰~苗場山~往路を戻る
メンバー:mont-denden(ソロ)

 週末は晴れの予報だった。 じっとしてはいられない。 那須,日光,八ヶ岳・・・ どこへ行こうかと散々悩んだが,ソロの日帰りで無理がなく,まだ登ったことのない苗場山に決定!
 一般の人が苗場ですぐに思いつくのがスキー場だ。 だがあれは筍山という1800m弱の山で苗場山とは少し離れたところにある。 むしろ「みつまた・かぐら・田代スキー場」のほうが苗場を名乗って違和感がないくらいだ。
 私も20代にはスキーをしに何度もこのエリアを訪れたし,結婚して子供ができてからも家族で何度か滑りにきた。 しかし,登山で訪れるのは今回が初めてである。

 どうせ行くなら車内で前泊すれば楽なので,土曜の夕刻から北関東道~関越道をすっとばして湯沢へ。 一般的な登山道である祓川コースの登山口を目指す。 国道17号を分岐してからの山道は恐ろしいくらい真っ暗で道も狭い。 もし一人しかいなかったら車中泊がかなり心細いかも・・・(汗)


 
22:30 駐車場到着
 そんな心配も到着してみれば,なんと20台もの車が駐まっていた。 同じことを考えている人は意外に多いものだ。 中にはテントを張っている人までいる。 焼酎を飲みながら眠くなるまで本を読み,わざわざ持ってきたテンピュールの枕で気持ちよく眠る。

4:00 起床
 お湯を沸かしてカップラーメンの朝食をとる。 身支度を整えてちょうど5:00に出発。
 みつまたスキー場のゲレンデを登っていくのだが,さっそくおサルのお出迎え。 「おはよう!」

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 15分も歩くと和田小屋に着いた。 タクシー利用客はここまで来れる。
 ゲレンデの真ん中が登山口になっており,大きな熊の注意書き看板と登山者カウンター(ソーラー発電式)なるものが設置されていた。

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 ゲレンデの端には大量の雪が山積みになっていた。 ジャンプ台の残雪か?
 もっと若いころはmont-dendenも少しジャンプしたぜー。(笑)

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 青空をバックに新緑のブナやダケカンバの葉が綺麗だ。

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 あの小さなピークが神楽ヶ峰だろうか。

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 この祓川コースには,下ノ芝,中ノ芝,上ノ芝という休憩ポイントがあって,写真のとおりとても良く整備されている。 これは中ノ芝のものだが,ここまで登ってくると上越の山々が眺められるようななる。 霞がかってはいるものの尾瀬の山々まで良く見えた。
 かぐらスキー場の最上部がこのあたりで標高1800mほどだ。 冬に来ると雪質はサイコーだが恐ろしく寒い。

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 この辺りからは大量の雪が残る箇所があった。 周囲の樹々はオオシラビソに変わっている。

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7:15 小松原コースとの合流地点に到着。

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 神楽ヶ峰がもう近い。

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7:30 神楽ヶ峰に到着。 かぐらスキー場で有名なわりにピークの証はご覧のような質素極まりないモノ。
 
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 コバイケイソウと知らない紫の花。(mont-dendenは花の名前をあまり知らない。)

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 神楽ヶ峰からは富士見坂と呼ばれる南の稜線を標高差250メートルほど下る。 目の前には苗場山が! 苗場山を富士になぞらえたのだろうか・・・
 富士見坂を下りきった鞍部には「お花畑」と書かれた標柱があったが,まだ少し花の季節には早いようだ。

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 これはさすがに知っている。朝露のついたイワカガミ。
 年配の山ガールはこれを見つけると必ず「かわいいー!」と云う・・・(汗)

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 知らない・・・

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 富士見坂を下りきり,お花畑を過ぎると今度は雲尾坂と呼ばれる急登だ。
 雲尾坂から見下ろすお花畑と神楽ヶ峰。

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 上越の山並み(谷川岳方面)

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 最後のキツイ坂をジグザグに登る。 もう少しで山頂だ。

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 雲尾坂を登りきると突然に平らな湿原が目に飛び込んできた。 おー!これが苗場山の高層湿原か。
 無数の池塘がある原っぱなのに,奥には2000m級の山々が見える。 なんとも不思議な眺めである。

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 尾瀬のような木道が続く先には遊仙閣と苗場山頂ヒュッテが見えてきた。

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 遊仙閣は休業中。 辺りには雪がたっぷり残っている。
 気温は低いが日差しが暖かい。 前のベンチでは気持ちよさそうに休憩する登山客が。

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8:35 遊仙閣の裏手に回ると苗場山の頂上標柱と三角点があった。 カメラを傾けたわけではない。 標柱が傾いているのである。

 百名山42座目!
 百名山制覇を目指しているわけではないが,長く山に登っていく中で百に近づけていければいいと思う。

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 こちらが苗場山頂ヒュッテ(自然体験交流センター)
 まだメシには早すぎるので,ここにザックを置きカメラを持って湿原に散歩に出ることにした。

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 南側に広がる湿原。 四阿山や白根山,浅間山はこっちの方角か? おそらくそれらの手前に広がる山並みだろう。
 それにしても見れば見るほど不思議な風景。 まだ見ぬ北アの雲ノ平のスケールダウンヴァージョンか。

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 いたるところに咲いていた。 名前は・・・知らない。

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 北側は青空。

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 大小の池塘がいっぱい。 花の季節には少し早かった・・・

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 これは知っている。チングルマ!(ハクサンイチゲではないよね・・・)

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 少しピンクの花が咲き始めているが,盛夏には多くの花が咲くのだろう。

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 知らない・・・

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 これも知らない・・・

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 遠くに見えるは北アの山々ではないか!やはり北アが見えるとテンション上がる。
 来てよかったー!

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 立山や剱も見えます。(クリックで拡大)

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 遠くには槍や穂高も見える。 

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 南方面は青空がなくて残念だったけど,山頂は風もなくて快適。
 ずっと遊んでいたくなる。

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 どれくらいの数の池塘があるのだろう。

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 あまりにも気持ちがいい場所なので,山頂に着いてからかれこれ1時間半も歩き回ってしまった。
 10:00 そろそろハラも減ってきたのでメシにする。
 今日のランチはパスタ。 野菜を炒めるときのジューっという音に周りが反応するのが可笑しかった。
 完成! カンパーイ!!

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 苗場の頂上湿原も満喫できたし,ハラも膨れたしスーパードライも飲んで満足。
 ずっとまったりしていたいが仕方がない,そろそろ下りるとするか。

 これは山ツツジ・・・だよね?

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 鞍部のお花畑と神楽ヶ峰の途中にある水場「雷清水」
 水は十分持っていたけど,せっかくだから飲んでみた。 冷たくて超美味い!
 一緒に休憩していた3人の方から,新潟の山もいい山が多いからどんどん登りに来てと誘われる。 昨日は,たいらっぴょう(平標山)に登ったそうである。 面白い名前の山なので地図で確認すると,ドラゴンドラを挟んで反対側にある。

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 あの街が湯沢だろう。(神楽ヶ峰を過ぎたあたりから)

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 スキーのときにもおなじみのカッサ湖(田代湖)

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13:00 和田小屋に到着!

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 あとはゆっくりと温泉に浸かって汗を流したい。
 このエリアで日帰り温泉を見つけるのはたやすく国道17号に出た途端に見つけた。三国街道三俣宿・街道の湯である。 入浴料500円,露天風呂もあり眺めもGOOD!


<苗場山の感想>
 越後の山は,駒ケ岳,巻機山に続きまだ三度目であるが,どの山も予想外に良いと思った。
 苗場山の良さはやはり山頂の湿原であり,花の季節には少し早かったが,残雪と池塘が思いのほか目を楽しませてくれた。 頂上の小屋に泊まれば満点の星空や朝の湿原散策を楽しむことができるだろう。
 また違う季節に来てみたい。

2 Comments

mont-denden says..."Re: 花"
m109さん花の名前もよく知ってますネ。さすがです!

チングルマって草ではなく「木」なんですよね?
山ヤにはちょー身近な花だけど不思議。。。

苗場山良いです。ぜひ行ってみてください。おススメです!
2012.07.02 23:03 | URL | #- [edit]
m109 says...""
紫色の花は「シラネアオイ」だと思います。
黄色い花はスミレの一種でしょうか?
ピンクの花はちょっとわかりませんが、青い花は「タテヤマリンドウ」だと思います。
ハクサンイチゲは葉っぱが菊やヨモギに似ている、キリッとしたイメージの花で、チングルマは丸みがあって柔和なイメージの花。(個人の感想です(笑))

地塘のある頂上では二つの空が楽しめる、というお話を先日とあるイベントで聞きました。
上にも下にも空があると。 
写真を見ていたら、行きたくなりました!

2012.07.02 21:11 | URL | #- [edit]

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