denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

秋の南八ヶ岳(2日目)

<2日目>10月9日(土)

 酸欠による頭痛でなかなか起きる気になれず,シュラフに潜り込んでいたが,同じ部屋の通路を挟んで対面の20歳過ぎの山ガールに「外が明るくなり始めて綺麗ですよ!」と起こされた。この気さくな女性の隣には同じ年頃の山ボーイが一緒だったので,カップルかと思っていたらなんと弟だとのこと。どうも主導権は姉のようだ。(笑)

 ぼーっとする頭に喝を入れ,のこのこと寝床から抜け出して外に出た。気温はどれくらいなのか分からないがすこぶる寒い!山頂は風があって体温を奪われるので,影になる場所を選んでご来光を待つ。


5:30 地平線が輝きだす。
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富士山もよく見える。
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ご来光を待つ登山客。バックの小屋は赤岳頂上小屋。
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5:46 ご来光!山では幾度となく見てきた景色だけど,やっぱり綺麗だ。日本が早く元気になりますように・・・
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 ご来光を拝んだら小屋に戻って朝食タイム。私の場合は昨日の昼食と同じ特性棒ラーメン。ご機嫌で調理していると,隣のテーブルに座っていた人がチラチラとこちらを見ている。ちょっと優越感かも(笑)
 昨日は写真を撮る前にうっかりと卵を崩してしまったので,今度こそ忘れずに・・・


今度は卵を崩す前に撮ったぜ!
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赤岳から見下ろす横岳~硫黄岳方面。手前には赤岳展望荘が見える。
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小屋の前の道標。ここは山梨県と長野県の県境にもなっている。
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(北アルプス北部)白馬三山や鹿島槍,剱や立山がよく見える。
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(北アルプス南部)槍穂はやっぱりいいな。涸沢の紅葉はどうなったのだろう・・・
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(乗鞍)
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(御嶽山)
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(中央アルプス)
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 本日の天気は最高だ。雲は地平線にしか無い。頂上小屋からは360度視界を遮るものはなく,冷え込んでいるので空気も澄みきっている。行くはずだった北アルプスの五竜岳もよく見えた。だけど,どう見ても雪が積もってるなあ・・・行かなくて正解だった?

6:40 二日目の山行開始!


少し下ったところから見上げる赤岳頂上小屋。
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下からは赤岳展望荘からの登山客がクサリを伝ってたくさん登ってくる。
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昨日登った阿弥陀岳。手前の黒いピークは中岳。
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7:00 赤岳展望荘に到着。ZEN兄いがここでペットボトルの水を買うと,なんと500円!いくら水がない稜線だとしても高すぎない?私はパス!(ちなみに頂上小屋では400円でした。)


赤岳展望荘には風力発電がたくさんあった。
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地蔵尾根の分岐。前回来たときはここから行者小屋に下った。
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横岳への険しい稜線のはじまり。
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拡大すると長いクサリが見えます。
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二十三夜峰あたりからの赤岳
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奥のピークは横岳だろうか?
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8:00 三叉峰(2825m)に到着。
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三叉峰から望む大権現~奥の院(横岳本峰)
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これまで赤岳に隠れてよく見えなかったが,振り返ると南アルプスが大きい!左から北岳,甲斐駒ケ岳,仙丈ケ岳
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人で賑わっている。たぶんあそこが横岳山群のピークだ。
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8:10 横岳に到着。ちなみに昨日の山行開始からここに至るまでトレッキングポールは一度も使用しなかった。阿弥陀岳までのコースは登りであり不要。阿弥陀岳~赤岳~横岳の間は峻険なアップダウンの繰り返しでポールがあっても邪魔になるだけだ。ただし峻険とは言っても要所に十分過ぎるくらいのクサリやハシゴがあって恐怖を感じる箇所はない。さすがに人気の山だけあって良く整備されている。


横岳山頂
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15分ほど下ったところから撮った硫黄岳。ジョウゴ沢の火口が豪快だ! 硫黄岳山荘が手前に見える。
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 このあたりは山ボーイKが以前に来たときピンクの花がたくさん咲いていたとのこと。地図にも書いてあるしたぶんコマクサだろう。咲いている季節にもう一度来てみたい。

8:35 硫黄岳山荘に到着。すごく古びた感じのする小屋で,この時刻,若い女の人がひとりで登山客の対応をしていた。ココアを沸かしたり忙しそう・・・ 私はついつい?生ビールを注文してしまった。隣にいたオジさんがチラっと時計を見て「朝の8時半に生ビールとはずいぶんと楽しそうな山旅ですな。」と言われてしまった。ジョッキを持って小屋の外にでると,今度は若い山ガールに笑われてしまった・・・(汗)


ジョッキ生だぜ。イエーイ! またしても写真を撮る前に少し飲んでしまった・・・(笑)
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 硫黄岳へ続く広い稜線の登り。以前にここを登ったことのある山ボーイKによれば,ここは霧が出たら相当ヤバイらしく,ところどころケルンが積んでであった。


ZEN兄いを先頭に歩く。
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9:20 硫黄岳に到着。頂上付近はサッカーでもできそうなくらい広々としたところだ。しかも展望も抜群なので気持ちがいい。だけど,下の写真のように北側がスパっと切れ落ちており,ガスで迷ったりしたら怖いかもしれない・・・


北面の爆裂火口
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右から阿弥陀岳,中岳,赤岳
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今回の行程で登りはここまで。あとは下るのみ。
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峰の松目方面との分岐。赤岳鉱泉に向かいます。
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すぐに森の中へ入る。
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10:35 赤岳鉱泉に到着。登山口の駐車場にも掲げてあったが,何故かMAMMUTの横断幕。
 ZEN兄いが「オレ,食料まだいっぱい持ってるんだよなー。」 うん私もまだ持っている。山を下りてしまえばもっと美味しいものを食べてしまい,今持っている食料は余ってしまう。もったいないので少し早いけど,ここで昼食にすることにした。


赤岳鉱泉
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途中の沢で顔を洗う。ちょー気持ちよかった!
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赤岳鉱泉から美濃戸へ向かう林道
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12:20 下山完了!
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 しかしまあ,今回の山旅で一番感じたことは,なんと言っても「山ガール」の多さ。凄まじいスピードで増殖している。10年前に山を始めたときは年配の女性しかいなかったのに,最近流行の山ファッションに身を包んだ若い女性の多いことといったら・・・ 年配の男性にとって山は若い子と話す機会となり,励みになることだろう。

 家に帰って,当初行くはずだった涸沢や五竜岳の状況が気になって調べてみた。涸沢は過去最高の1200張のテントに埋め尽くされ大賑わいだったものの,突然荒れた雪のせいで見ごろを迎える前に一気に葉が散ってしまったそうである。五竜岳では五竜山荘~五竜岳間の稜線に雪が残っていてアイゼンがないと厳しかったそうだ。今回は八ヶ岳にして大正解だったようである。

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