denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

体力勝負!南ア南部 その1

<山行日>
 2011年7月16日(土)〜18日(月)2泊
   1日目 椹島ロッジ〜千枚小屋(泊)
   2日目 千枚小屋〜千枚岳〜悪沢岳(荒川東岳)〜荒川中岳〜荒川前岳〜荒川小屋
       〜小赤石岳〜赤石岳〜赤石岳避難小屋〜赤石小屋〜東尾根〜椹島ロッジ(泊)
   3日目 椹島ロッジ〜帰路へ
<メンバー>
 ZEN(隊長),moont-denden,KIM

目的の山は,南アルプス南部の最高峰は悪沢岳と同主峰の赤石岳である。メンバーを募ったが結局行くのはこの3名となった。KIMが「3人なら聖岳もついでにやって来ちゃいましょうよ!」と言う。そりゃKIMなら行けるかも知れないが・・・ 山岳雑誌のPEAKSでこんな記事を見つけた




 今回予定のコースは,スタート&ゴールの椹島ロッジから左時計周りに赤石岳まで行き,赤いコースを辿り再び椹島ロッジに下山するコース。KIMの言う聖岳を含むコースは赤線を下らずに一周するコース。隊長や私が2泊でそれをやれば力尽きてドクターヘリのお世話になってしまうこと請け合いである。却下!
 当初日程は,17日(日)の午前深夜に出発の予定だったが,台風6号の接近により1日前倒しして出発した。だが,金曜は隊長とKIMが歓送迎会だ。寝る時間があまりないが大丈夫かな・・・
 KIM家を午前1時に出発し,東関東道〜首都高〜東名高速と乗り継ぎ,4時過ぎに静岡ICから市内へ到着した。ローソンで食料を仕入れてから畑薙第一ダムを目指す。途中からは1本道のワインディングロードが延々と続き,いい加減に運転が嫌になってきた。ここまで私が一人で運転してきたのだが,隊長が元気そうなので交代してもらった。このあたりは恐ろしく山深い場所で,途中には集落もあったが人々はいったいどんな産業で暮らしているのだろうか。
 
ひたすら走りつづけて7時15分,ようやく目的地の畑薙第一ダムに到着した。


 ここから登山口の椹島ロッジまでは東海フォレスト(山小屋などを管理する会社)の送迎バスに乗るのだが,ご覧のとおり登山客がバス待ちの列を作っていた。第1便は8時なのにもうこんなに・・・
 ※ 山開き初日であり3連休の初日。たぶん南アルプス南部では最高レベルの混み方。




 マイクロバスは28人乗りで,私たちは運よく第1便の2号車に26〜28番目の客として乗車できた。未舗装路の林道を1時間ほど走ると登山口である椹島ロッジに到着した。椹島ロッジは,周囲を山々に囲まれた雰囲気の良い場所にある宿泊施設である。




 後で知ったが,こちらは山岳写真家の第一人者白旗史朗さんの記念館だ。




9時15分 標高1100m 登山開始!




 登山道は,北アルプスなどより遥かに入山者が少ないせいか,それほど整備されていなく荒れてもいない。こんな樹林帯が延々と続く道だ。




 途中にあった吊橋。結構揺れるのでそーっと渡る。




 ほんの一瞬だったが樹林帯の僅かな隙間から見えた。あれは赤石岳?




 再び樹林帯へ。だいぶ歩いたのに一向に森林限界が来そうにない。やはりここは南アルプスなのだ。




14:30 結局一度も樹林帯が開けることもなく本日の宿泊地である千枚小屋に到着した。時間に余裕があれば,次の中岳避難小屋まで足を延ばそうかと目論んでいたが,寝不足と一気に1,400mを駆け登った疲労で戦意消失。そんなわけでで乾ぱーい!
 私にとって山小屋泊は,2007年6月の鳳凰三山以来実に4年ぶりである。(尾瀬小屋は除く)
 
テントを持参しなかった理由はふたつある。ひとつは,山行中で最低一泊は東海フォレストの経営する山小屋に泊まらなければ,椹島ロッジまでの送迎バスを利用出来ない仕組みになっていること。ふたつ目は,やはり南アルプスという大きな山域で少しでも荷を軽くしたかったからだ。
 登り始めこそいつもより荷が軽いせいか「隊長,ペース少し遅くね?」などど思ったりもしたが,山小屋に着くころはヘロヘロ状態。正解だった。
 だけど,久しぶりの山小屋は,畳2枚ほどのスペースに4人で寝ることになり寝返りを打つのも窮屈。しかも,シュラフと毛布が1枚ずつで枕も敷布団も無し。寝心地の悪いことといったら何度も目を覚ます始末。テントのほうが断然快適である。


 山小屋の朝は早い。午前3時に明かりが灯り,若者たちから先にゴソゴソと荷造りを開始する。私たちも3時30分に小屋を出発した。
 すぐに森林限界を過ぎ,30分も歩くと千枚岳(標高2,880m)に到着した。もう東には富士山がドーンと鎮座していて地平線がオレンジ色に染まり始めている。他の登山客はここでご来光を迎えるようであったが,私たちはまだ時間があると踏み,更に上まで移動することにした。


4:30 標高3032mの丸山付近からのご来光である。富士山を従えて雲海から勢い良く登る太陽。いつものことながら感動的なシーンだ。




 黎明の赤石岳。今日はあの頂まで行くのだ。




 南アルプス南部からの富士山は大きい。




 朝日が眩しっすね。そうだな小倉パン美味いな。




 ご来光を拝んだ場所から歩くこと20分,丸山に到着。舐めることなかれ丸山とてすでに標高3032mだ。登りが息苦しいわけだ。




 奥に聳えるのは第一の目標である悪沢岳だ。百名山の著者深田久弥がその呼び方にこだわったらしいが,荒川三山(東岳・中岳・前岳)のひとつで南アルプス南部では最高峰(3141m)の東岳のことである。




 山頂が近づくに連れ岩がゴツゴツとしてくる。もう少しだ・・・







その2に続く・・・

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。