denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2017梅雨の晴れ間~飯豊山(前編)

山行日:2017.7.8-9(1泊)
山行スタイル:ソロ、テント泊

飯豊連峰は、福島、山形、新潟の3県に2000m級の山が連なる広大な山塊だ。
僕の飯豊山に対するイメージは・・・
関東に在住なら、日本アルプスを歩きつくした人が次に目指す山?
山を始めて以来いつか歩こうと思っていたが、ようやく訪れることができた!
山中一泊の計画とはいえロングトレイルなので、登山口の御沢キャンプ場(福島県)の駐車場で前泊(車中泊)した。

御沢キャンプ場の駐車場(写真は翌朝撮影)
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管理棟と立派なトイレがあるので安心。
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車中泊するのはいいが、スマホに電波が届かないので、酒を飲むことくらいしかやることがない。
明日の行程を想像しながら、まずは缶ビールを1本!
その後、芋焼酎の水割りに切り替えて1杯、2杯、3杯・・・(^^;

翌朝、お隣さんのドアの開閉音で目が覚めた!
何だよ~、こんな早くからうるさいなあ~
と思ったら、周囲はすっかり明るくなっていて既に4時を回っていた。
これはまずい、急がねば・・・
朝食を済ませ、準備を整えて出発。

まずは、キャンプ場から登山口までの杉の林道歩きが10分ほど。
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御沢登山口 5:00スタート!
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それにしても上の写真、杉の木がぶっとい!
説明板によると、飯豊山神社の氏子たちが神木として植えたものらしく、樹齢は400年以上だとか・・・

しばらく進んでいくとブナの森に変わる。こちらも杉に負けない巨木。
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御沢登山口から取り付く長坂尾根はいきなりの急登だ!
長沢尾根は別名「十五里尾根」と呼ばれ、一里が十五里にも感じられることからついた名前だとか・・・

最初の休憩地点「下十五里」
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長坂尾根の急登には、休憩スペースがバランスよく配置されていて「下十五里」の次は「中十五里」、その次は「上十五里」という具合である。
道中には、たくさんの花が咲いていて目を楽しませてくれる。

ヤマツツジ
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ギンリョウソウ これまでギョリンソウと勘違いしていた。(^^;
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花がきれいなのはいいんだけど、ここで問題が・・・
虫が異常に多いのである!
刺されはしないのだが、顔の周りを無数の虫が飛び交って、ものすごいストレス!
実は山行の前日になって、この山域には虫が多いということを思い出し、amazonで防虫ネットをポチったのだが、到着日を勘違いしたようで出発には間に合わなかった。(汗)
まあ、仕方がない・・・(と、この時点では高をくくっていた。)

長坂尾根も終わりに近づいてくると、左手に森林限界を超える山頂を持つカッコいい山が見えてくる。

三国岳発見!
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アカモノロードと名付けたいくらい、たくさん咲いていた。
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コイワカガミ
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三国岳から右に続く稜線も見えてきた。
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梅雨のさなかだというのに今日は暑い!
晴れてうれしいんだけど、とにかく暑い!(-_-;)
森の中なので風が無く、さらに暑い!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

冷たい飲み物は、おなかを壊すし吸収が悪くなるから山行中は飲まない。
でも、こんなに暑いと知っていたらサーモスの山専ボトルに冷たい飲み物を入れてくればよかった~!(T_T)
限度を超えてるよ~(-_-;)

そんな中、最初の水場にたどり着いた。
岩の割れ目から冷たい水が勢いよく噴き出している!
この水がうまいのなんのって、生き帰ったー!!
これまでに経験したことのないうまさだった!

この水場は、三国山方面と地蔵山への分岐点の手前10分のところにある。
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冷たい水を得て心身ともによみがえり、いよいよ剣ヶ峰(三国岳までの途中にある)へ続くヤセ尾根の岩稜帯へ向かう。

三国岳へ続くヤセ尾根の登山道が見える。
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三国岳の東斜面は、岩肌がむき出しでアルペン的な雰囲気がある。これは期待していなかった!
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しばし、風景をご覧ください・・・

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何ユリ? 中で虫が何かやっとる。
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マクロで!
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いよいよ、このコースの核心(と言えるかわからないが)である剣ヶ峰への登りに差し掛かる。
日差しを遮る木々がなくなったので直射日光が直撃し、さらに暑くなった。

剣ヶ峰への登り
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剣ヶ峰というくらいだから、ピークはもっと尖っているかと思っていたらそうでもない。
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三国岳の右に伸びる稜線 ピークは種蒔山?
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剣ヶ峰から先も高度感のあるヤセ尾根の岩稜帯が続く
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振り返ると、なるほど両サイドが切れ落ちている。
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9:40 三国岳山頂に到着!
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三国岳山頂には三国小屋があり、西には大きな谷を隔てて飯豊連峰最高峰の大日岳が見えた。

もう7月だというのに、まだまだ残雪が多い大日岳方面
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北はこの後歩いていく稜線。中央奥のピークが飯豊本山と思われる。
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歩いてきた剣ヶ峰のヤセ尾根と地蔵山
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三国小屋には管理人さんがいて、こっちで休むと涼しくていいよと小屋の陰を案内してくれた。
そよ風が吹いていて、休憩していると汗が引いてきた。感謝!!

一緒に休憩している方のザックがオスプレーの60リットルだったので、テント泊ですかと尋ねてみた。
すると、「いいえ小屋泊です。飯豊山はテント泊全面禁止ですよね?テントは小屋が一杯のときだけ可能って聞いてますが。」と返してきた。
うっそー!!!そんな馬鹿な!(大汗)
昭文社の山と高原地図にはたしかにテン場マークの表示はないが、僕の事前確認によれば切合小屋や飯豊本山小屋ではテント泊が可能なはずだ。
この一件で、切合小屋に到着するまで悩まされることになった・・・

大日岳の素晴らしい眺めを楽しみながら、昼食を兼ねて大休憩。
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ところで今回の登山計画は、山中一泊の制限がある中、飯豊本山のテン場でキャンプし、翌朝は早起きして大日岳をピストンしてから下ろうというものだった。
しかし、ここに来るまでに4時間40もかかり、大日岳までの稜線を眺めていると、その計画は無謀だったと思えてくる・・・(^^;
まあ、行けるとこまで行ってみましょ!
出発!

ここから北上する稜線は、アップダウンを繰りしながら少しずつ高度を上げていく。

ニッコウキスゲも咲いていた。
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なんとかチドリ
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・・・
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少しゴツイ場所もある。
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振り返ると三国小屋が小さく見える。
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シラネアオイ?
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あれが種蒔山?
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奥に飯豊本山
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左手に大日岳
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雪渓が出現
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種蒔山1791mに到着! 奥は飯豊本山
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かなり長い雪渓歩きをする。雪渓歩きに自信のない人はチェーンスパイクが有効だろう。
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11:40 切合小屋に到着!
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何だよお、思いっきりテント料金御一人様500円って書いてあるじゃないかー!
あいつめ、僕をだましたな~!(-_-;)
とりあえず、楽しみにしていたテント泊が可能と知って安堵する。

飯豊連峰で一番立派な切合小屋(きりあわせごや) もちろん食事の提供もOK
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さて、ここで情報収集だ!
小屋の主人に、飯豊本山小屋のテン場の様子を聞いてみる。
すると、今年は雪が多くて水場がまだできていないから、ここから水を担いでいくしかないとのこと。

これを聞いた瞬間、飯豊本山小屋のテント泊はやめ、やめたー!
これまでのくそ暑い行程で体力の消耗が激しいのである。
あと2時間半の登りの行程を+3kgとか担いで行く気になれない。
宿泊地はここに決定!もう決定!!

そうと決まれば、早速冷えた缶ビールをください・・・
すると主人が「あれ?今日のうちに飯豊本山へ行ってきちゃえば。天気もいいし・・・」と。
それはそうだ、本山小屋にテントが張れない以上、大日岳は諦めるしかない。
となれば、この山行の最終目的地は飯豊本山だ。
行くなら今日のうちに行っておいて、明日はゆっくりと下ったほうがいいのである。
空身なら今からでも楽勝だ、なるほど!
ビール→オレンジジュースに変更!

切合小屋の裏手にあるテン場 ロケーションも良く水場も小屋のトイレも近い。
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まだテントは3~4張程度で良い場所を確保できる。
この後テントを設営し、ドリンクと行動食、レインウェアとツェルト、ヘッデンとファーストエイドキットをサブザックに詰め替え、飯豊山に向けてGO!

長いので続きは後編で・・・(^^;
 

2 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
kakaさん、今晩は!
毎度ありがとうございます。

東北にこんな素晴らしい山があったなんて。
飯豊山の素晴らしさは特筆ものです!
ただし、虫さえ居なければですが・・・(^^;

いえいえ、僕はかなりズボラな性格ですよ。
山行計画自体がいい加減ですから。(^^;

思うんですが、初めて行く山だからといって、あまり細かく調べすぎてしまうと新鮮味とか感動が薄れてしまうんですよね~。
だから、その山で死なないくらいには調べますが、それ以上は適当にしてます。(^^;
 

2017.07.18 23:05 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
dendenさん
こんにちわ♪

今回綺麗なお花の写真がいっぱいですね♪
十五里尾根が、下十五里、中十五里、上十五里ってわかれてるって事は
どれだけ長い急登が続くんだろうと想像するだけで私は登らないなと(^◇^;)
夏場の山では虫よけネットは必需品ですよ!!
顔の周りに虫が来るのって、耐えれない苦痛ですよね!!
ビールをオレンジジュースに変えて、ドリンクと行動食、レインウェアとツェルト、ヘッデンとファーストエイドキットをサブザックに詰めてって。。。
dendenさんって、きっちりされてますよね(*´∇`*)

暑い中お疲れ様でした!!
2017.07.18 15:46 | URL | #- [edit]

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