denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2016秋縦走 甲斐駒ケ岳~鋸岳(後編)

<2日目>
10月16日

いよいよ、憧れの鋸岳にチャレンジだ!
今日の行程は長くて、コースタイムはざっと11時間半。
日が短い秋だけに、モタモタしていたら今日中に家に帰れなくなってしまう。
4:00に起床し、日清シーフードヌードルを啜ってパッキングをして・・・
まだ暗い5:05、ヘッドランプを点けて出発!

間もなく東の空が焼けてくる。

 

歩き始めてすぐに感じたことは・・・
いや~荷物が軽い!ってこと。
最終日の今日に必要な水1.5リットルを残して、水分は全て消費した。
食料も減ったので、昨日の朝よりも、おそらく5kgは軽くなっているはずだ。
足取りも軽い🎵

ところが、いきなりのルートロストなんである。(-_-;)
稜線の北側をトラバースしていると、いつの間にか踏み後もピンクテープも無くなってしまった・・・(滝汗)
地図には三ツ頭の北側を巻くとあったので油断していた!
仕方なく、藪漕ぎして稜線に出てみると・・・

ん?変な方向に鋸岳が動いてしまっているぞ。(^^;
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どうやら、三ツ頭から烏帽子岳へと続く尾根に迷い込んでしまったらしい。
スマホのGPSで位置を確認すると、完全に主稜線から外れたところにいる。
もっと早く確認していれば・・・
せっかく早立ちしたというのに、30分ほど?ロスする羽目になった。(T_T)


5:30 烏帽子岳側から三ツ頭に復帰!
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今日も美しい南アルプスの山々
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中ノ川乗越を過ぎると、ガ~レザ~レの急登が現れた。
落石を起こさないよう慎重に歩いても、ズルっと足を取られて落としてしまう・・・(-_-;)
後続者がいるときは要注意だ。

岩壁の直下に道が付けられている。(自身への落石にも注意!)
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この急登の上部に差し掛かったところで、後方から「dendenさ~ん!」と女性の声が聞こえた。
振り向くと六合目石室で一緒だったエダちゃんたちが、中ノ川乗越の向こう側で手を振っている。
ちょっと照れ臭かったが、こちらも手を振って応えた。(^_^.)

その急登を登り切ると第二高点だ。
第二の高点だけに見晴らしはすこぶる良い!

7:20 第二高点に到着
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八ケ岳の雲も晴れた。
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甲斐駒ケ岳
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北岳方面
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仙丈ヶ岳方面
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中央アルプス方面
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御岳山のアップ
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第二高点から先は、真っすぐに進んではいけない!
山と高原地図はもちろん、25,000分の1の地形図でさえ登山道は真っすぐに書かれている。
そのとおりに進むとクライミング技術&装備のない人は、大ギャップに落ちてあっという間にオダブツだ。
第二高点からは、仙丈ヶ岳方向(南南西)にガレた道を見つけて下ろう!

安全な道はこっちだ!
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大ギャップを大きく迂回する。
ちなみに、想像していたよりも相当に下る!
せっかく稼いだ標高がもったいないほど下る。
しかも早朝の下りは、霜柱が立っていたり岩に張り付いた氷が滑ったりして、厄介なこと極まりない。

迂回路から見上げた大ギャップのアップ
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下った先からは、このコースの核心部だ!
僕は十分に予習してから臨んだので、ひと目見てそれと分かった。
そう、鹿ノ窓への登りなのである。

最低部から見上げた鹿ノ窓への登り
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ルートは赤線で示したとおり。
赤矢印の先はルンゼになっていて、いよいよ鹿ノ窓が見えてくる。

鹿窓、見えたー!!!(写真中央やや左の小さな穴)
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アップで!
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途中で後を振り返ると、また彼女らの姿が見えたので今度はこちらから・・・
「エダちゃ~ん、モッちゃ~ん」とやってみると、僕を見つけて手を振ってくれた。(^.^)/~~~
「ここまで来れば鹿ノ窓が見えるよー🎵」

窓が近づいてくる。
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ルート上部にクサリを確認して一安心。
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上の写真の、下段のクサリ上部だったと思うんだけど・・・
クサリを外して右側へ回ったほうが歩きやすい!
と思って外したらそれは錯覚で、やっぱり危険だった。(^^;
クサリを頼ったほうが安全・安心だよー。

8:15 鹿ノ窓に到着!
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甲州側から
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後になって、一番怖かったところはどこかと聞かれたら、やっぱり鹿ノ窓への登りだと思う。
クサリが出てくるまでは緊張したし、所どころ四肢をフルに使って慎重に登った。

鹿ノ窓を越えてすぐに出現するのが、第二ギャップだ。
まずはギャップを下る。
長~いクサリが設置されているが、斜度はそうでもなく、クサリを使わなくてもなんとか下れる。

第二ギャップを上から覗いたところ
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下ったら登る。
登りのクサリは短い(10mほど)が、斜度は垂直に近いところも。
下の写真の上から三分の二くらいの岩の出っ張りを越えるときは、かなり気を使った。
クサリが無ければこのコース一番の難所なのでは?
昔はクサリが設置されていなかったそうだが、どんなルートで通過したんだろう・・・(@_@)

第二ギャップの登り
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第二ギャップを越えたところから振り返った下りの長いクサリ。長くて写真に納まらない。
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第二ギャップを通過してしまえば、それほど気を遣うところはない。
第一高点(鋸岳山頂)を目指してまっしぐら!

あの頂が鋸岳の最高地点
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8:45 鋸岳山頂に到着!
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それにしても天気が良い。
小腹がすいたので、何か食べよう!
コロッケパンを食べながら大休憩していると、鹿ノ窓通過時に追い越した先輩がやってきた。
新潟からやってきたそうで、体力の残っているうちに鋸岳をやってみたかったとのこと。
いえいえ、下半身はがっちり安定しているし全然そうは見えませんよ、ご謙遜なさらずに!

山頂から見た仙丈ヶ岳と北岳、南アルプスの山々
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八ケ岳 この角度からは見たことないな。
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大休憩していると、またまたエダちゃんたちから声がかかった。
気を付けて来てねー!

第一高点を越えたら急な下りを慎重に降りる。
15分ほど下ると、鋸岳の稜線歩きはあっけないほど突然終わってしまう。

角兵衛沢のコル(分岐点)が見えた。
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角兵衛沢の下りは凶悪だ。
ガレガレのザレザレで、ズレまくり!
こんなところほどけがをしやすいので、気を引き締め直す。

角兵衛沢の下り始め
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標高差1,350mを一気に下る!
ルートはよく分からないので適当に下る。(^^;

左岸の岩壁がすごい。
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予習では、途中からカラマツの落ち葉によるフカフカで足にやさしいとあったが、いつまでたってもやさしくならない。
これはおかしい・・・
沢を外れて左手の樹林帯に踏み込んでみると、案の定踏み後&ピンクテープが出てきた・・・(-_-)
その後は、予習どおりフカフカの下りとなった。

11:30 戸台川の河原に到着。
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下山ルートは向こう岸なので渡渉する必要がある。
ところが戸台川の水量がけっこうあって、渡渉ポイントがなかなか見つからない。
10分ほど探してみたが、とうとう諦めた。
ブーツを脱いで渡渉しよう・・・

きったない足をお見せしてスミマセン・・・
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渡渉した先は、しばらく樹林帯を歩く。
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その後に河原に出て適当に歩く。

右岸の岩壁 もうすぐきれいに色づくことだろう。
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こんなところを適当に歩いた。
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戸台川から甲斐駒ケ岳を眺めたところ。カッコいい!
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角兵衛沢の下りに加えて、河原歩きは長くてうんざりしたが、終始好天に恵まれて良い山行だった。
終わってしまうと寂しい気もするが、いつでも山は逃げずに待っていてくれる。
また来よう!

13:20 駐車場に到着!
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憧れの鋸岳は、やはり手ごわかったが楽しかった。
先の山行の西穂~奥穂に比べると、斜度はあるものの核心部が短く、記憶に残る難易度は西穂~奥穂のほうかな~。
それより何よりも、快晴の週末の南アでこんなに静かな山行を楽しめるなんて、とてもぜいたくなコースだと思った。
ぜひまた訪れてみたい!
終わり。

<帰路編>
中央道の渋滞を想定して家路を急いだ。
諏訪湖SAは、食事もできるし温泉もあるしお土産も買える。
一石三鳥なので全てここで済ませた。

それでも中央道の渋滞は待ってくれなかった・・・
結局25km+4kmの渋滞に巻き込まれ、帰宅したのは22:30だった。(-_-)
 

6 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
目目連さん、今晩は!
鋸岳は良い山でした!(^_-)-☆
プチバリエーションは、静かな山行が楽しめますね!

ところで・・・無理やり北鎌へ誘導しないでください・・・(~_~)
2016.10.28 20:34 | URL | #- [edit]
目目連 says...""
mont-dendenさん

奥穂~西穂に続いて鋸踏破ですね。
来年は北鎌挑戦となりましょうか。
体力的には北鎌が一番大変なので、しっかり計画を練って挑みたいですね。
上向き矢印のdendenさんがうらやましいです。
2016.10.28 20:01 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
hiroさん、今晩は!
どこで迷い込んでしまったのか分からないんですよ~(~_~)
まあ、早めに気付いてよかったです。(^^;
でも、鋸岳はいいですね。
晴れた週末なのにこの人の少なさ!
静かな南アルプスを十分に堪能できました!(^^)v
2016.10.28 19:20 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
kakaさん、今晩は!
道迷いは、ヘッデン点けて暗いうちから歩き始めたのがダメだったのか、反省ですねー!
ルートにしてはちょっと変かなと思いましたが、バリエーションに近いのでこんなものかと・・・(^^;
展望良し!スリルあり!うんざりする河原歩きあり!?
全体的には楽しい山行でした!(^^)v

2016.10.28 19:12 | URL | #- [edit]
bp-hiro says...""
鋸縦走!
堪能できたようで良かったですね~(^_^)v

烏帽子へ伸びる尾根に多くの人が進んでしまうんですよねぇ~
何かおかしいなぁ~って確認してみたら............
あれ!?
鋸がなんであの方面に!?

嫌になる位の長い長い河原のドナドナも終わって駐車場が見えてきた時はほっとしたんじゃないですか(~_~;)
2016.10.28 14:57 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
烏帽子のとこで迷いましたか!!
皆さん、烏帽子まで行って???って戻って来られるんですが
途中気付かれたのは流石ですね!!

鋸岳は、めっちゃ登りやすいルートがある事を
夏に行った時に気付いたんですよ!!

長い長い河原歩きお疲れ様でした
2016.10.28 02:18 | URL | #- [edit]

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