denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2016夏縦走 西穂~奥穂~前穂(その1)

夏の縦走なら3泊の行程が毎年のパターンだが、今年は都合で2泊とした。
本当は、昨年歩いた仙塩尾根の続きで、三伏峠から聖岳まで南下するコースを歩きたかった。
でもそのコースは2泊だと、ちょっと厳しい。
そこで思いついたのが、今回の西穂~奥穂~前穂だ。
僕には北アルプス主脈稜線全踏破という目標もある。
そのためには、ここは避けられない道なのだ。

 

今回の交通手段は、夜行バスの毎日あるぺん号だ。
毎日新聞社(竹橋)前から新穂高温泉まで、寝ながら移動することができる。
3列シートのグリーンカーを予約しておいたのだが、奇跡が起こった。

1列側の最後尾が僕の指定席で、それ以降の席が空席だったのだ。
後席を気にすることなくフルリクライニングさせることができた。
おかげで、新穂高温泉までよく眠れた。

6:40 新穂高温泉に到着
8:00 新穂高ロープウェイの始発に乗って西穂高口へ
(1,600円の乗車券のほかに、6kg以上の荷物には300円の荷物券が必要)

西穂高口駅の食堂で朝食を食べることにした。
今回は難所かつタフなコース故、極力軽量化したいため食料は麺類を中心にした。
にもかかわらず、天ぷらそばを食べたくなって注文してしまう。
大変おいしかった。(^O^)/

9:00 登山スタート
西穂高口駅から登山口に向かうところに播隆上人(ばんりゅうしょうにん)像があった。
新田次郎の「槍ヶ岳開山」で有名な、笠ヶ岳と槍ヶ岳に道を拓いたとても偉い坊さんだ。

播隆上人像(左手は登山道を指している)
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登山口から本日の目的地である西穂山荘までのコースタイムは、わずか1時間半でしかない。
登り始めると、すぐに西穂山荘が見えてきた。

ヘリで荷揚げ中らしい。
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今回の山行は2泊3日のテン泊装備なので、ザックは60リットルサイズのオスプレーを選択。

マムートのヘルメットホルダーがオスプレーのザックにぴったりだ。
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やはりロープウェイの威力は凄まじい、あっと言う間に西穂山荘に到着した。
初めて訪れた西穂山荘は、とても大きな山小屋だった。

ウッドデッキのあるぜいたくな造りだ。
DSCF4013.jpg 

小屋番さんにテントを張ってもいいかと尋ねると、ヘリの荷揚げが終わっていないのでダメとのこと。
しばらく休憩していたが、まだ10時半を過ぎたばかりで、じっとしてはいられない。
取りあえず独標まで行ってみよう!

ところで、上の写真の右側に見える棚は素晴らしいサービスで感心した。
小屋泊、テント泊の受付を待つ間にも、ザックをここにデポして空身の行動ができる。
このサービスを考案した人にあっぱれをあげよう。

独標までのコースは、いずれ冬山でここを訪れるときの偵察を兼ねる。
西穂山荘は北アで唯一通年営業の小屋だ。
僕が冬に訪れることのできる貴重な山域なのだ。

途中の丸山
DSCF4016.jpg

冬山入門コースで、この丸山までを紹介している記事をよく見かけるが、やめろと言いたくなった。
なぜならば、小屋からここまでの所要時間はわずか20分程度だからだ。
はるか西穂山荘まで来るというのに、ここで引き返しては代償が大き過ぎる。
もっと気のきいた記事を書いてほしいものである。

丸山を過ぎて灌木帯を抜けると、ガレた緩やかな道になる。
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すると、左手にいくつかのピークを伴った山群が見えてきた。
僕は初めて訪れた地なので、前方の山の名前さえ知らないが、右側の台形が独標のようだ。
ピークがいくつもあるのに、なぜあれが独標という名前なのか不思議に思った。

独標に人影らしきものが見える。
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独標への最後の登りは、なかなか傾斜がある。
冬なら雪崩の心配もありそうだ。

独標への登り
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目的地の独標に到着したが・・・

ガスで展望なし。(T_T)
DSCF4029.jpg 

ここで引き返しても、まだ時間が余る。
今夜熟睡するためには、もう少し運動が必要だ。
そこで、もうひとつ先のピラミッドピークまで足を延ばすことにした。

昭文社の山と高原地図によれば、西穂高岳までは普通の実線コースだがけっこう険しい。
DSCF4030.jpg 

11:50 ピラミッドピークに到着
独標が11峰でピラミッドピークは8峰らしい。
主峰の西穂高岳から数えるようだ。

ということは、ここから西穂高岳へは、まだ6つのピークを越える必要がある。
DSCF4039.jpg 

冬山の偵察のつもりで歩いてみたが、独標までならともかく、その先はやめておいたほうが無難だと思った。
帰路はガスが濃くなって、丸山を過ぎるころに本降りとなった。
横着をしてレインウェアを着なかったため、Tシャツがかなりぬれてしまった。

13:00 西穂山荘に戻る。
DSCF4043.jpg 

9時前に天ぷらそばを食べたが、失敗だったということに気付いた。
なぜなら西穂山荘の名物はラーメンであり、必ず食べると決めていたからだ。
麺類が続くと飽きる。

味噌と醤油の二種類が選べるが、普段の僕は味噌派だ。
でも、小屋番さんにどちらがお勧めか尋ねてみると、夏は醤油のほうが人気だとのこと。

では、醤油ラーメンを注文。
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有名故、味には大いに期待したが、粉っぽい味がした。
標高が高いせいで沸点が低く、うまく麺をゆでられないせいだろう。
生ビールは大変うまかった。(*^^)v

雷鳥の小屋番
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午後2時半を過ぎても雨はやまず、早々にテント泊を諦めて小屋泊の受付をする登山者も何人かいた。
僕はスマホの雨雲レーダーを注意深く見ていたので、4時前にはやむだろうと予想。
案の定、雨脚が弱くなってきたのでテントの受付をした。

緑が、僕のESPACE KAMOSHIKA LIMITED EDITIONだ。
DSCF4048.jpg 

二食続けて麺類だったので、さすがに夕食は米にした。

さあ、明日はいよいよ西穂~奥穂だ。
体力温存のため、さっさと寝ることにしよう。
程よく疲れた身体にワイルドターキーを注ぎ込むと、気持ちよく熟睡・・・


(その2に続く)
  

4 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
hiroさん、今晩は!
翌朝も日清シーフードヌードルでしたからね。(^^;
夕食を麺にしたら、麺4連発になるところでした!(大汗)

ワイルドターキーは、スコッチなんかと違うクセのある味が大好きです!
50.5度なので軽量化にも最適ですが、普段は僕も黄色いアーリータイムスが多いかな~(^^;
軽量化と言えば、スーパーで1000円くらいで売ってる「キリン 富士山麓 樽熟 50°」も濃くていいですね。
4~5日前の新聞で、これをフランスで売り出したとか。しかも1本5,000円だとか!
いくら日本のウイスキーが見直されているからといって大丈夫なのか~!!!
原酒ってなってるから中身は別物かもしれませんが・・・

2016.08.29 21:25 | URL | #- [edit]
bp-hiro says...""
(^_^)
流石に麺2連発は胃にきついかもですね..........

よく西穂山荘のラーメンが一番旨い!
とか聞きますが..........

僕の主観ですが、この周辺なら一番は種池山荘のラーメン次に太郎小屋ですね>^_^<

ワイルドターキー良いですね!
僕もジャックダニエルとか好きなんですが少々贅沢なバーボンなんで最近はアーリータイムスかジムビームばかりです(^_^;)
2016.08.29 00:53 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
kakaさん、今晩は!
通年営業の西穂山荘ですから、ラーメンは寒い冬に食べるとまた違うのかもしれませんね。
kakaさんとhiroさんの「ジャン越え」を読んでから行きましたよ。
思ったより楽勝みたいな感じのレポだったけど、僕にとってはとんでもない!
絶対に死なない!と何度も自分に言い聞かせながら通過しました。(^^;
2016.08.24 22:51 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
こんばんわ。
私達も去年西穂でテントを張ろうと思ってたんですが
ヘリが来るのでダメだと言われ、いつ来るかもわからない状態だったんで
頑張って行けばって。。。お陰で、水が無く辛い思いをしましたが

実は私も、ラーメン期待して食べせいか、うぅ〜ん。。。イマイチ??って思っちゃいました!!
2016.08.24 22:34 | URL | #yl2HcnkM [edit]

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