denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

3連休は白峰三山へ!(後編)

さて、生ビールも飲んだしタカシもやってきた。
北岳山頂はもう目の前だ、進めー!

これはハクサンイチゲだけど、キタダケソウってまだ咲いている?
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北岳は、言わずと知れた富士山に次ぐ本邦第2位の高山である。
クッキングパパもタカシもまだ経験がない。
誘った手前、彼らに南アルプスの素晴らしい景色を、ぜひ見てもらいたかった。
梅雨明けはまだ先だが、今日に限っては上々だ。

見上げれば、空は青かった!
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肩の小屋から山頂の間にも、花がたくさん咲いている。
キタダケソウがどんな花だか記憶に乏しいが、スマホで確認するのも面倒だ。
片っ端から撮っておけば間違いないだろう・・・(^^;

きたー!キタダケソウをついに発見!
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と思って喜んでいたが、自宅に戻って確認してみると、これはチョウノスケソウというらしい。(T_T)
キタダケソウは、登山客が押し寄せる盛夏の頃には姿を消してしまうそうだ・・・
フン、花なんぞどうでもいいわ!

と言いつつ、撮るけど(^^;
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山頂近し!でも、クッキングパパは初めての高山で、空気の薄さにゼイゼイ(^^;
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山頂には人がいっぱい居て、まさに剣山(生け花用の)のようだ。
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14:20 出発が遅れたこともあって、ようやく山頂に到着!
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人が多くて、山頂の記念写真を撮るのに一苦労。
僕は山頂で記念写真を撮る習慣はないが、クッキングパパとタカシの写真を撮ってやった。

以前に来たときよりも1メートル高くなった標高
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山頂からの景色は、残念ながら雲海に埋もれてしまって、他の山々がよく見えなかった。
でも、クッキングパパは山から雲海を見たのは初めてとのこと!
それはそれで良かった。(^^♪

雲海に埋もれた仙丈ヶ岳
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他の南アルプスの山々は残念ながら雲海の下(T_T)
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間ノ岳方面、北岳山荘が見える。
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お、富士山はなんとか見える!
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混雑する山頂を後にして北岳山荘を目指す。
けっこうな下りなので、落石を起こさないよう慎重に降りる。
小屋の周りにはカラフルなテントがたくさん見えたが、いい場所は残ってるかな?
しかし・・・

北岳山荘に到着すると、小屋もテン場もとんでもないことに・・・
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メインのテン場はすでに満杯で、小屋の前にもテントが張られていた。

この後3~4つが増え、さらに左の茶色の建物と本館の間の通路にも2つ張られた。
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いくら小屋が近くても、こんな場所に張る気にはなれない。
だいぶ離れた場所だが、間ノ岳へ続く登山道の脇に何張か張れるスペースがあった。

赤丸の中の奥の緑が僕のテント
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このようなところでは、水平に近い場所はなかなか見つからない。
頭が下になると寝づらいので、テントを張る方向には気を遣う。
最近覚えた技で、スマホの水準器アプリで地面の傾きをチェックしながら張った。

テントを張り終え小屋に戻ると、受付は大混雑!
幸いにしてテントの受付はすぐに終わったが、クッキングパパとタカシは相当待たされたようだ。
宿泊者が多すぎてロクな夕食が提供できないため、一泊二食付き8,700円のところを7,700円に負けてくれたとか。
夕食はカレーで、ルーのお代わりはできないとのこと。(^^;

受付を済ませた彼らと小屋の前で合流し、まずは缶ビールで乾杯!
さらに、クッキングパパは日本酒、僕はウイスキーと芋焼酎も持ってきた。
タカシはビール以外は飲めない・・・
持ち寄った酒とツマミを囲んで、夕方までここで過ごした。

ところで小屋泊まりの方は、やはり2人で1枚の布団だそうだ。
クッキングパパとタカシは仲良く抱き合って寝ろ。
僕はテントだから、関係ないね!(^^;

仙丈ヶ岳
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北岳
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間ノ岳
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夕食はどうしようか迷ったが、パスタにすることにした。
2,900mの高所だと、うまく茹でられるか心配だったが、時間をかければ何とかいける。

今回はボンゴレビアンコ
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パスタだけでは物足りないので、もう一品!
モヤシとニラとベーコン炒めを追加。

あまりおいしくなかったので、これはもうやらない。
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夕方はあまり焼けなかった。
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ますます増えたテント
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1日目は、予定していたバスに乗れないというハプニングがあったが、何とか予定どおり行動することができた。
明日は、間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳を縦走して、奈良田までの長い下りがある。
小屋の前に4:00に集合して早立ちする予定だ。
天気が悪くならないよう祈りながら、早めに眠る・・・


<二日目>

2:50 起床
まだ全然おなかは減っていないが、何か入れておかないと歩けなくなる。
お湯を沸かして、日清シーフードヌードルを食べた。
ついでに昼食用のアルファ米に水を入れ戻しておく。
テントを撤収し、きっちり4:00に小屋の前へ。

残念ながら天気は霧だった。
真っ暗だと、ヘッドランプの光を反射して見づらい。
なので4:20まで待って出発!

稜線に出ると、西側から横殴りの霧が吹きつけてくる。
でも、行けないわけでもない。

5:00 中白峰山 こんな山あったっけ? 
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ここから、間ノ岳まではさらに霧が強烈に吹き付けてきて、風の音とレインウェアがバタバタうなる音とともに歩く。
風が強いと呼吸がしづらくて、さら空気が薄く感じる。

6:00 北岳に次ぐ本邦第3位の間ノ岳に到着!
(以前に来たときは4位だったが、いつの間にか昇格していた。)
標柱以外、なーんにも見えない。(^^;
取りあえず、記念写真だけでも撮っておこう・・・

クッキングパパです!何か作りましょうか?
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タカシ!ですが何か?
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mont-denden 強風で背中にカッパが張り付く!
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何も見えない山頂などさっさと後にして、先を急ぐ。
ここから先は僕もまだ歩いたことがない道だ。
間ノ岳からの下りは、急なガレ場が多くて気を抜けない。

標高を下げていくと、東には富士山が!
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西農鳥岳と農鳥小屋
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強風の霧なので、霧が切れたときは一瞬展望が開けることがある!

おおー!あれは塩見岳ではないか!
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7:15 悪名高き?農鳥小屋に到着。

黄色いウケツケの文字が不気味だ・・・(妖怪の笑い声か)
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ご存じの方も多いと思うが、ここのオヤジは相当偏屈な人物らしい。
到着が遅くなったりすると、「死にてーのか、お前には水は分けてやらない」とか言われるらしい・・・(^^;
一方で、登山者の安全を思ってのことだと良心的に解釈される方もいるらしい。
僕はあまり関わりたくないので、最初からここはスルーの計画とした。(^^;

さっき霧が晴れたときに見えた西農鳥岳は、小屋からはるかに高く聳え立っていた。
そのとおり、ここにきての登りはかなりつらいものがあった。
クッキングパパは、だいぶうんざりしている様子。
タカシの考えていることはよく分からない。大丈夫かと聞くとニコニコ笑っていたりする・・・

8:10 ともあれ、西農鳥岳に到着!
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ご覧のとおりの霧で、カメラを出しても一瞬でレンズが曇ってしまう。
なので、ここから農鳥岳まで写真は無し。

西農鳥岳~農鳥岳は、さらにひどい横殴りの霧だった。
カッパはバタバタ鳴ってうるさいし、無言の稜線歩きである。
晴れていたら、昨年歩いた仙塩尾根から続く山々がきれいに見えるんだろうな~(T_T)

9:00 農鳥岳をゲット!
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誰もが思うことだが、農鳥岳よりも西農鳥岳のほうが高い。なぜだ?!
だったら、西農鳥岳を農鳥岳にして、農鳥岳を東農鳥岳にすればいいと思う。
でも、麓から見える角度とか古くから信仰の山だったとか、山名の由来はいろいろあるので文句は言えない。
仮に、奈良田から農鳥岳だけを登って引き返してしまって、後から西農鳥岳のほうが高かったと知っても、それは自分が悪いのだ。

・・・霧ばかりで伝えることがない・・・


9:35 大門沢(奈良田方面)への下降点にあった鐘
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この鐘には、千葉県銚子市銀嶺山岳会が昭和43年7月7月28日建立とあった。
遭難碑であり、登山者の安全を祈念して建立されたものだ。

僕が気になったのは、銚子市の銀嶺山岳会という部分。
銚子市は僕の住む街の隣町であり、僕が通った高校も銚子市にある。
銀嶺山岳会は、この地域にある唯一の山岳会であり、僕も入会を検討したことがあった。
かつて会員であった義父によると、最近は高齢化が進み解散のうわさもあるとか無いとか。
感慨深く鐘を鳴らした。

ここからの下りは、想像どおりだった!
長くて急なつらい下りが、嫌になるほど延々と続く。
霧雨で滑りやすい岩がとても厄介だった。
岩がなくなると泥が出現した。
とにもかくにも長いのなんのって・・・

八丁坂と呼ばれる急坂を下りここに出たときは、やっと下りが終わると思ったが甘かった!
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今度は、急坂は消えつつあるも、川沿いに拓かれた道を延々と進む。

時には、ぶっ壊れた橋を避けて渡渉する。
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降ったりやんだりで、植物は生き生き!
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12:05 出発から7時間45分、ようやくたどり着いた大門沢小屋。
着くと同時に本降りになり、缶コーラを飲みながらしばし休憩。

大門沢小屋
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ここから奈良田までは、コースタイムでまだ3時間半もある。
度々、燃費(腹持ち)の悪いタカシの栄養補給を待ちながら、下っては休みを繰り返した。
途中に出てきた発電所取水口を過ぎて間もなくすると、アスファルトの舗装路と変わり、歩くのが楽になった。

ところで、北岳山荘ではあれだけ大勢の客がいたのに、ここに下ってきた登山者はかなり少ない。
天候が良くなかったため、彼らは広河原へ引き返し、再びバスに乗って奈良田に戻ってきたのだろうか。
それはそれで正解かもしれない、雨でこの道の下りはお勧めできない。

大きなザックを担いでこの道を登ってくる方と何人かすれ違ったが、彼らはきっとつらいのが好きな人たちだと思う。
奈良田から農鳥岳までの標高差は2,200mであり、宿泊地はさらにアップダウンを繰り返した先にある農鳥小屋だろう。
遅くなってオヤジに怒られたりしたら、くそみそなのだ。
僕には無理だと思った。

15:30 無事奈良田に到着!
もう、歩かなくていい!心からうれしかった・・・
本当に歩きごたえがあった。

おわり。

----<追記>----
連休の中日なのに、帰路の中央道で大渋滞に見舞われた。
帰宅したのは翌日の0:45だった。
来年の海の日連休は、家に引きこもることに決めた!(^-^;
 

8 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
目目連さん、今晩は!
北岳山荘は山梨県が設置し南アルプス市が管理する小屋なので、経営には甘えがあるのかもしれませんね。
ちなみに公営なので条例がありますね。
http://www1.g-reiki.net/minami-alps/reiki_honbun/r007RG00000358.html
正式名称は、南アルプス市山梨県北岳山荘というらしいです。

30くらいの女性と布団をともにして文句を言うなんて、とんでもないことですよ!!
ご自身と同じくらいの体格の御仁と一緒にされたら、どうしますか!?(^^;
2016.07.26 20:38 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
kakaさん、今晩は!
天気が良ければ、もっと参考になったんでしょうけどね~(~_~;)
夢に出てきた白峰三山は晴れですよね?
正夢になることをお祈りしてまーす!(^^)
2016.07.26 20:26 | URL | #- [edit]
目目連 says...""
mont-dendenさん

うらやましいなー。
夏の初めころは花盛りで綺麗だし。

以前は、北と違って南は静かだったんですが、最近のブームのおかげで多いですね。
北岳山荘は8年前?だったかな?に泊ったことあるのですが、小屋番の段取りが悪かったですね。
30くらいの女性と1枚の布団に割り当てられましたよ。
美人だったら良かったのですが、そうではなかったので、2人で帳場に文句を言いに行きました。

カレーで、しかもルーのお代わりなしなんて考えられないですよ。
良く行く涸沢ヒュッテなんか、小屋番の手際は猛烈にいいです。
2016.07.26 18:07 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
ずっとずっと夢にまで見た白峰三山にdendenさんが
海の日に行かれてたなんてびっくり(#^.^#)
今度行く時の参考にかなりなりました!!

お天気が良いと良いんですけどねぇ〜♪
2016.07.25 23:55 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
m109ちゃん、今晩は!
3連休の最終日は休養日だよ~!(*^^*)
渋滞にハマって深夜に帰宅して、翌日仕事なんて死んでしまう!
東北道の渋滞を舐めてはいけない。
来年は引きこもり・・・だな。(^^;
2016.07.25 21:05 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
hiroさん、今晩は!
白峰三山南方って、白峰南嶺を南下ってことでしょうか?
それはそれで恐ろしい気もしますが・・・
黒河内岳(笹山)南峰から奈良田へ戻る途中には幕営可の場所もあるようですが、
僕レベルの登山者には、水の調達も含めて最初から視野に入ってこないコースですよ。(^^;

天気が良ければ素晴らしいコースだと思います。
hiroさんたちが行かれるときは晴れるといいですね!
2016.07.25 20:55 | URL | #- [edit]
m109 says...""
悪天候で大変でしたねv-356
みな無事で何よりでした。
日月に瑞牆山、金峰山でご一緒できたら良かったんですけどね〜
来年は甲信越はやめて東北方面はいかがですか^ ^?
2016.07.25 19:38 | URL | #- [edit]
bp-hiro says...""
白峰三山縦走お疲れ様でした(^_−)−☆

2日目が雨で視界が悪かったのは残念でしたねぇ〜
我々はkakaのリクエストで同じルート近々予定してます(^_-)

超ゆったり歩きたいらしいので2泊か、白峰三山南方へ回って3泊にするか検討中です(~_~;)

それにしても立山や北アは例年より人が少なかったのに、南アが多いのはなんででしょうねぇ(~_~;)
2016.07.25 11:30 | URL | #- [edit]

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