denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

初めての雪上キャンプ(後編)

<2日目>

2016.5.01
涸沢~徳沢

昨夜はひどい目に遭った。
夜中に三度も雪かきをしたのに、朝起きるとまたしてもテントが雪に埋もれていた。
初めての雪上キャンプでなぜこんな目に遭うのだ。
普段の行いが悪かったのか。

否!
子をもうけてからの僕は悪いことはしていない。
世間に顔向けできないことは何一つしていないのになぜだ・・・

雪かきに励み、朝までなんとか土間からの通気をキープした。
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さて、今日の行動は目を覚ますと同時に決まるのである。
朝日に輝く白銀の穂高連邦を期待してフライシートをめくったが、その夢ははかなく散った。
憎らしいことに雪はまだ降り続いていたのだ・・・

トイレと歯磨きの帰り
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テントを撤収する登山者たち。彼らはこの後どうするんだろう。
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雪に埋もれた僕のテント
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予定では奥穂高岳までのピストンであったが、午前8時を過ぎても雪はやまない。
行きたい気持ちも残ったが、もう結論は出てしまった。
残雪の締まった雪の上に一晩で10cm以上の雪が積もったのだ。
上に行けばさらに積もっているに違いない。
雪崩の危険性があるし、天候が回復すると考えるのは危険だ。
ここは潔く諦める!

ちなみに、自分の判断が正しいのか納得するため、隣のテントの方に聞いてみた。
僕:「今日はどうされますか?」
彼:「仕方ないのでここで雪遊びを楽しみます。」
やはり上には行かないとのことだ。

隣の方はもう一日ここで過ごすと言うが、僕には退屈過ぎて無理だ。
では、どうしようか。
真っ先に思い浮かんだのは、いつもは通り過ぎるあの徳沢キャンプ場だ。
あそこでのキャンプは楽しそうだ。
きっと奥穂高岳登頂を断念したマイナス気分を緩和してくれることだろう。

9:15 下山開始!
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本谷橋 今日も大勢の登山者が休憩中。

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また来年のGWに来るよ。
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12:45 徳沢に到着

徳沢園 みちくさ食堂
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敗退の乾杯!(~_~;)
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生を飲み終わったら、早速受付を済ませテントの設営に入る。
ここはホントに気持ちのいいテン場だ。
どこにテントを張っても快適な芝生の地面が約束されているし、森の中の雰囲気が最高なんである。

ペグを打つのに何をとち狂ったか、ピッケルをハンマー代わりにしていると・・・
隣から「あの~、これ使いますか?」と大き目の石を渡された。
今思い出しても、なぜピッケルで打とうと考えたのかナゾである。(~_~;)

設営完了!
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石をくれた彼から「もしかして昨日は涸沢ですか?」と問われる。
僕:「昨日、涸沢にいらっしゃったんですか。同じです。」
やはり、同じ行動パターンの登山者がここにたくさんいるらしい。
テントの設営が終わったらメシにしよう。

涸沢では面倒になって作らなかった野菜炒め、尾西のまぜご飯と一緒に食べた。
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ウイスキーが足りなくなったら困るので、保険に購入した「氷壁の宿」
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涸沢とは条件が違い過ぎてアリエナイくらい快適なキャンプ場。
夜になると、隣の男女4人のパーティーの、リーダーと思しき方の星の講釈が聞こえてくる。
ええ?それって違うぞと、最近星座の勉強をし始めた僕は、心の中でツッコミを入れて楽しんだ。(^^;
この夜はきれいな星空だった。(コンデジではたかが知れているので写真は撮らず)
ああ、すてきな夜が更けていく・・・
オヤスミ。

ところが、リッジレストの寝心地が悪くて夜中に目を覚ました!
サーマレスト(プロライト3)を膨らませて再び横になると、布団のような寝心地になった。
快眠。


<3日目>
2016.5.01
徳沢~河童橋

涸沢での雪の夜がウソだったように快晴の朝だ。
気になることと言えば、ヘリの爆音で目を覚ましたこと。
遭難があったのかな?

パスタを2食分持ってきていたが、まだ食べてない。
朝からパスタはどうかと思ったが、せっかく持ってきたので食べるのだ!

和とイタリアンの絶妙なコラボ 明太子スパゲティ
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食後のドトール抹茶オレ うまーシ!
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森の上空には明神岳と前穂高岳が望める素晴らしいロケーション。
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帰路に予約したバスは、上高地バスターミナル15:00発だ。
今日は心ゆくまでゆっくりできる。
10:00ごろまでのんびりと過ごした。

今日も青い梓川
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時間があるので回り道をしていこう。

嘉門次小屋
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梓川左岸の遊歩道
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きれいだね~🎵
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きれいだね~🎵Ⅱ
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おさる
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11:45 河童橋到着🎵
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河童橋に着いたら、次なる欲望は風呂に入ることだ。
いつもお世話になっていて、2013年には家族でお世話になった上高地アルペンホテルを目指す。

日帰り入浴の時間帯は10:30に一度終わった後、12:00からだ。
12:00に5分ほど早かったが受付をしてくれた。
一番風呂である🎵
2番客が入ってきたので声をかけてみると、彼もまた僕とまったく同じコースをたどってきたそうだ。(^^;

風呂上りはそのままホテルのレストランに直行!

このために登山を続けていると言っていい。(*^^)v
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下山後の定番はカツ丼だが、信州のミソカツ丼しかない(卵とじカツ丼が好き)ので、卵と鶏の三色そぼろ丼定食に。
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食事をしながらスマホのニュースを開いてみると、北穂や奥穂の遭難ニュースが相次いでいる。
やはり今朝方のヘリの爆音はこれだったのだ。
あらためて、今回は正しい判断ができたと思った・・・

思い通りの行程とはいかなかったものの、何はともあれ収穫の多い山行となった。
やはり一歩踏み出すことは大事なことだ。
以後の山行の幅が広がった。

終わり。

 


4 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
2号kakaさん、毎度!
遭難、気をつけましょうねー。
そうです、下山後に生ビールを飲むために登っているんです!(^-^;
2016.05.08 11:23 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
初の雪上テント泊は、雪かきが大変でしたね!!
来年またGWにチャレンジですね^_−☆

毎年の事ですが、遭難多かったですね!!
雪山を歩いた事がある?アイゼン履いて歩いた事あるって方が
普通に雪山に来てますからね(;^_^A
山を自然をなめてませんか??って思いますね。

山で生ビールは最高のご褒美ですね!
2016.05.08 09:17 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
目目連さん、今晩は!
涸沢キャンプ場の直下にもデブリがありました。
ソロだけに判断を迷うこともありますが、慎重すぎるくらいでちょうどいいですね。
徳沢でキャンプすることがあるなんで思ってなかったし、ラッキーでした。(*^^)v

でも、日頃の行いが良いはずなのに、一昨日車をぶつけられましたよー!(^^;
 
2016.05.07 20:32 | URL | #- [edit]
目目連 says...""
mont-dendenさん

アンラッキーですが、プチラッキーな気分も味わえた気がします。
今回のGWは前半、後半とも北アルプスは雪に見舞われてますね。
冬に少なかった分ここか。って感じです。

上に行かなかったのは正解です。
たとえ雪が止んでいたとしても、下山中に小豆沢で雪崩を食らう確率大です。

日頃の行いが悪かったんだったら、晴れてて上に誘われたでしょうから、
行いがプチ良くて下山を選ばせてくれたのかもしれませんね。
2016.05.07 10:05 | URL | #- [edit]

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