denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

初めての雪上キャンプ(前編)

Apr. 30, 2016
上高地~涸沢カール

タイトルにあるように、今回の目標は涸沢カールで雪上キャンプすることなのだ。
天候が良ければ奥穂高岳をピストンし、再びテントで一晩過ごして下山する計画である。

午前5:50 河童橋を出発!
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テント泊(無雪期)を始めたときもそうだった。
元来熱しやすく冷めやすい性格の僕は、すぐに次なる新鮮さを求めたがるのである。
雪山を始めてしばらくすると、どうにもやってみたくなったのが雪上キャンプだ。

山仲間はいるけど、テント泊をする仲間はいない。
まして雪上キャンプなどやる仲間はいるはずもない。
一人だとすごく寒いという話も聞いていたし、ずっと二の足を踏んでいた。
だけど一歩踏み出さなければ、いつまでたっても道は開けない。
そこで残雪期から始めようと、目標をGWの涸沢カールに定めたのである。

出発時の外気温は0℃
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GWだというのに、上高地だとこんなに寒いのか?!
いや、この日が特別寒かったのだ。

春山とは言え、北アではいつ真冬の天候に逆戻りするとも限らない。
よって、厳冬期と同じ準備をしてきている。
寒くても大丈夫、初めての雪上キャンプでも装備に抜かりはない。

明神館でひと休み。
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葉っぱがハクサンイチゲのように見えるんだけど花が違うような・・・ 道端にたくさん咲いていた。
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天気は上々、梓川は今日も青い。
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7:40 徳沢
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この芝生のテン場に見覚えのある人は多いはずだ。
ヤリホを目指す多くの登山者が通過する。
でも、実際にキャンプしたことのある人はどうだろう。
僕もこの時点では未経験で、いつか泊まってみたいと思っていた。
まさか、翌日に泊まることになるとは・・・(^^;

横尾を目指せ!
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これもたくさん咲いていたけど、名前はわからず・・・
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おっと、かなり崩れたようだ。河原へ迂回。
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迂回路のほうが解放感があって気持ちがいい。
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9:05 横尾へ到着。
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しかしまあ、いつもよりだいぶゆっくりしたペースなんである。
それもそのはず、雪山テント泊装備ってこれまでに担いだ中で最重量級だ。
重さは量らなかったけど、たぶん水、アルコール、食料抜きでも20kg以上あると思われる。

バルトロ75でも、パッキング可能な最低容量?
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中にはもっと小さなザックでまとめている人もいたけど、どうやって収めているんだろう。
デカい荷物で疲れたから、ここで腹ごしらえをしながら大休憩。

横尾大橋にはコイノボリが泳いでいた。
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橋の上から。
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北穂?が見えた。
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屏風岩が大迫力。ここを登っちゃう人って尊敬する。
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10:45 本谷橋
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本谷橋から先は雪道になるので、アイゼンを装着する。

急登では渋滞も。
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前穂北尾根
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おお!本日の目的地、涸沢カールが見えてきた。
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この辺りまで来ると景色は一変し、完全な雪山の世界になった。
しかも、さっきまで青空だったのに、いつの間にか曇りに。

涸沢ヒュッテが見えてきたよ。あともう少し!
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12:50 涸沢カールに到着!
あー重かった疲れたと、小屋泊ならすぐにビールでも飲んじゃうところだ。
だけど今日はテント泊なので、ねぐらを確保しなければならない。

けっこういっぱい張ってあるなあ。
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雪のテン場って広いようで狭く、場所を探すだけでも大変だった。
涸沢のようなところでは吹きっさらしになるため、テントスペースを掘り下げて、その雪で周囲に壁を作っていく。
このため、1張の占有スペースが大きいのだ。
やってみると春の雪は固く締まっているせいで、けっこう時間がかかる。
それに、床面になるところはよく踏み固めておかないと、寝ている間に陥没して不快になるそうだ。
くそ重い荷物を背負って6時間も歩いた上に、この作業をやるのはしんどかった!(+_+)

ペグは竹製の箸で作ったものを使ったが、ここで自分の浅はかさを露呈!
グローブをしたままでは、ガイラインを竹ペグのひもに結ぶ(もやい結び)ことができないのだ。
いい加減な結び方をしてしまうと撤収時に面倒なことになる。
仕方がない、気温もさほど低くないので素手になっても結ぼう。
厳冬期ならグローブは絶対に外せない。
この部分には小さなカラビナなどが必要なのだ。(勉強になった!)

なんとか形になるまで1時間半近くかかってしまった。
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テントを設営していると雪が降り出してきた。
うーん・・・初めての雪上キャンプは望んでいたけど、雪中キャンプまでは望んでいなかったんだよね。
しかし、GWに涸沢で雪が降るのは想定の範囲内である。
設営を終えたら受付を済ませる。

ヒュッテ側から見た涸沢キャンプ場
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あー疲れた、もー疲れた。面倒くさいことはやりたくない。
あとは横になって、一刻も早くホットウイスキーが飲みたい。

ホットウイスキーを飲むと身体の芯から温まった。
そして、日清カップヌードル贅沢だしスッポンスープ を食べると、急激に睡魔に襲われ夕方まで寝てしまった。

夕食は、野菜炒めかパスタの予定だったけど、面倒くさくて作りたくない。
ランチパック(ツナ&オニオン)をフライパンで焼き、ホットサンドにして済ませた。

うまい。手軽でお勧め!
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外の様子はどうだろう、気になって外をのぞいてみる。

テントの中から様子をうかがうと・・・
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うーん、雪は一向にやむ気配はなく、逆に強くなる一方だ。
氷を細かく砕いたような雪質で、どんどん積もっていく。
これでは酒を飲むこととトイレに行くこと以外にやることが無い。

整理整頓されたテント内で、再びホットウイスキーを飲む。
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気持ちよい酔いとともに夜のとばりが降りていく・・・

ところが、夜中に積雪が気になって何度も目を覚ました。
外に出るのは嫌だったが、意を決して三度ほど雪かきを行った。

この季節なので、テントは当然スノー用ではなくレインフライだ。
レインフライは通気性がないため、裾がすべて埋まってしまったら酸欠の危険性があるはずだ。
なので、テントの出入り口に掘り下げた土間部分からの通気はなんとか朝まで確保した。
(実際にはテント上部に換気口があるので簡単には酸欠にならないと思うが・・・)

明日は晴れますように・・・


(後編へ続く)

 

6 Comments

mont-denden says..."Re: ニリンソウ"
毎度!
僕の高山植物ガイドブックに載っていませんでした。
それだ二輪草だ、間違いない。さすがm109ちゃん!(*^^)v
2016.05.08 11:11 | URL | #- [edit]
m109 says..."ニリンソウ"
白い花はニリンソウなのでは?
徳沢のニリンソウの群生は有名なんですよ〜
2016.05.07 22:44 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
2号kakaさん、今晩は!
フキノトウなら天ぷら食ったことあります!
あれがフキノトウだったんだー!(^^)!

冬山テント装備は重い!
まだ足にダメージが残ってます。

kakaさんたちのザックが重いのは、だいたい食事が豪華すぎなんですよ~(^^;
2016.05.05 21:00 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
MOMOパパさん、今晩は!
夏のアルプスも大好きですが、雪山のほうがやっぱりきれいですねー。
今回の奥穂は残念!来年のGWにまた計画しようと思います。
雪山のペグ、分かってきました。やはり経験ですネ!
ちなみにMOMOパパさんのアルミパイプ製のペグに似たようなヤツを、テントの四隅を固定する目的で4本だけ持って行きました。
でも、MOMOパパさんのと違って長さが35cmしかありません。
結果は全然効いている気がしませんでした。(^^; 長さが足りない!

P.S. 黒豆号ご苦労さまでした!
2016.05.05 20:31 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
いっぱい咲いてたわからない緑の物体は、蕗の薹が開いてしまったお花です!!
開いて無かったら、天ぷらや佃煮、蕗味噌にしたら美味しいですよ!!
それよりも初めての雪上テント泊おめでとうございます(#^.^#)
冬装備だと、20kgなんて速攻超えちゃいますからね!!
2016.05.05 13:58 | URL | #- [edit]
MOMOパパ says...""
さすがGWの涸沢、すごくたくさん張ってますね〜。
アルプスって無雪の夏山より、
雪をたたえている姿の方が美しいですね。

そうそう。
雪のテン泊はペグが悩みどころですよね。(^^;
2016.05.05 01:27 | URL | #- [edit]

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