denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2月初めの上州武尊山

2016年2月6日 ソロ日帰り

 川場スキー場のリフトを利用して上州武尊山に登ってきた。
 ここへは以前にもスキー目的で訪れたことがある。
 沼田ICからのアクセスもよく立体駐車場が整備されていて、日帰り専用スキー場って感じだ。
 環境保護のため伐採が制限されコース幅は狭いが、ブナ林の林間コースが素晴らしい。

おお、晴れている!
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 ベースでは、備え付けの登山届に記入しICカードのリフト券を購入する。
 (登山届を提出しないと受付してくれません)
 山頂駅までリフト2本を乗り継がなくてはならないため、下りも利用すると回数券4回分が必要だ。
 450円×4回+500円(デポジット)=2,300円を支払う。
 ICカードには名前がプリントされ、下山時に返却することで無事を確認できる仕組みになっている。
 スバラシイ!
 
山頂駅の奥の登山口にあたる場所。女子率が高くてびっくり。 
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 そこはもう灌木帯から森林限界を超えるようなロケーションだ。風が強ければキツイだろうな・・・
 下は晴れていたのに、けっこうガスっている。残念!

9:35スタート!
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剣ヶ峰山へ登る途中にあった祠
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 リフト山頂駅から剣ヶ峰山までは一部急な登りもあったけど、あっという間!
 2005年に武尊山から見た剣ヶ峰山は尖っていたが、こっちからそうは見えない。

剣ヶ峰山頂に立つ先行者。両サイドはスパっと切れ落ちている。
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 しかしまあ、下では青空がのぞいていたのにここは真っ白で展望なし。
 天気が良ければ稜線歩きなだけに素晴らしい景色なんだろうな・・・(T_T)

剣ヶ峰山頂
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 剣ヶ峰山からはいきなり急な下り。
 所どころ岩が出ているミックス状態なのでちょっと手こずる場所だ。

みなさん慎重に下りていた。けど慎重すぎるよ、早く下りれ!(^-^;)
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なんか、どんどん悪くなっていく気がする・・・
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 標高差の少ないアップダウンを繰り返しながら進む。

後を振り返る。青空を与えたまえ!
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スノーモンスターが出現!ゾウ?
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稜線は南(右)側が危険なので北斜面をトラバース。
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何度もアップダウンを繰り返しながら。
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剣ヶ峰山を振り返ってみるも山頂はまったく見えず・・・
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3名の先行者、まさかトレースをつけてくれているパーティーではないよね。(汗)
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 このあと彼らが休憩したので追い越してしまったが、無事トレースはついていた。よかった。(^^;
 
 真っ白な世界を歩くこと2時間弱、武尊山の山頂はまったく見えないが、スマホのGPS機能で位置確認をしてみるとすぐそこだ。
 ところで、この最後の登りがけっこうな急登なのだ。
 冬山初級者にも人気の山って本当?と疑ってしまうほど!(汗)

 トレースはついていたけど、もっと歩き易そうなところがあると思い、自分なりにルートを探しながら歩いてみた。(結局、上のほうで先行者が付けてくれたトレースと合流。)

ルート開拓中。
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11:30 武尊山山頂に到着!
 山頂には男女数名のパーティーが、標柱を囲んで楽しそうに記念撮影をしていた。
 他には誰もいなかったから彼らが1番手で僕が2番手だったのかな?
 山慣れた様子の男性はガイドさん?トレースありがとうございました!

HOTAKASAN SANTYOU
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武尊山の苦い思い出
 忘れもしない2005年5月、残雪の上州武尊山。無謀にも僕たち3人は、超気楽、超軽装備のままこの山に挑んだのであった。
 そして登山口から100mも進まぬうちに雪道となり、いつの間にか隣人は12本爪アイゼン+ピッケルを装備した人たちに変わっていた。
 はじめはまだ森を抜けていなく恐怖感も少なかったので、なにくそ!って感じで登った。それでも登ることを止めなかった僕たち。急斜面に差しかかる、そして滑落!
 僕は軽アイゼンを履いていたものの足を滑らせ10~20mほど滑落した。幸い立木があって止まることができたが、緊張はMAXに!
 気が付けば絶対に足を滑らせてはいけない状況に陥っていた。こうなってしまってはむしろ下るほうが恐怖で引き返せない。
 同行のZ兄は「これ以上オレには無理だ!」と弱音を吐く。
 必死で雪にしがみつき、つま先をこれでもかというくらい何度も蹴りこんで足場を作りながら登っていく。
 もし足を滑らせれば下は何百メートルも続く雪の急斜面だ。3人ともマジで必死だったのだ・・・

 あのときに比べれば、たとえ厳冬期であろうと今日の山行は楽々だ。(装備や経験が全然違う)
 山頂は風も弱いしここでゆっくりしても大丈夫そう。
 ケツに断熱マットを敷いて、タマゴサンド、コロッケサンドで腹ごしらえをする。
 その後ゆっくり紅茶を啜っていると急に明るくなった。見上げれば青空が! 

おお、美しい~(^O^)/
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バケモノが成長中。
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剣ヶ峰山へ続く稜線もわずかに見えた!ガスよ消えれ~!
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 しばらくして次々と到着する登山者たち。山頂はわいわいガヤガヤ・・・ソロの山行者はいない。
 なんだか寂しくなってきた・・・(T_T) いたたまれなくなって、そさくさと下山開始。

 下りではガスが消え、剣ヶ峰山の雄姿が現る。やったー!!

奥のとんがりが剣ヶ峰山!
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アップ!
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左手には前武尊山。
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 と、この辺りまでは何の問題もなかったんだけど、剣ヶ峰の登りに差し掛かるころ体調に異変が!
 寝不足のせいなのか朝のロングドライブの疲れなのか、はたまた連日のアルコールの飲み過ぎか!?
 何が原因か分からないけど、突然動悸が激しくなり、ものすごーく身体が怠くなったのである!(汗)
 しかも怠さは下半身だけでなく上半身までもすごい重さだ。当然運動量はガタ落ちに。
 稜線歩きなだけに、運動量の落ちた身体からは見る見る体温が奪われていく。
 気温計はマイナス5℃ほどなのに、気が付けば右手の指先の感覚が無くなっていた。
 このときはまだトレッキングポールで歩いていたのだが、剣ヶ峰山頂直下はピッケルでなければキツイ。
 感覚の無くなった指先でポールをしまい、ピッケルを出す作業のじれったいこと・・・

 結局、2005年の春と同様、ほうほうのていの山行となってしまった。
 ああ上州武尊山、僕にとってなんて相性の悪い山なんだろう!(-_-;)
  
辛くも剣ヶ峰山頂へたどり着いた・・・
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ここまで来ればもう大丈夫!
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振り返る。
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14:00 ベースに到着!
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 リフト券売り場に行き、500円と引き換えにICカードを返却する。
 受付の方はカードにプリントされた名前と登山届を照合し、「無事下山ですね!」と。
 心の中では「はい、ちょっと危なかったですけどね・・・」(^^;

 何はともあれ無事下山することができた。
 でも、これを教訓にソロで山に行くときは、
 ・飲酒はほどほどに体調を整える
 ・十分な睡眠をとる
 ・車の運転は十分な休憩をとる
 ・普段から身体を鍛える
 これを守ることにしよう。

 山でこんなに体調が悪くなったのは初めての経験だ。
 確実に無理のきかない年齢になってきているのである。
 若かりしころは毎週のように日帰りスキーに出掛けていたんだけどなあ~

 さてと何とか体調は戻った。復路285㎞のドライブ頑張るぞー!


<温泉は最高>
 帰路は川場温泉「悠湯里庵」というところでゆっくりしたが、いやいやいや!
 すげー豪華でたまげました!
 ゆっくりと泊まりで訪れてみたいかも。
 湯上がりはビールの代わりにサイダーでプハーっと!うまーシ。


<さらなる失敗談>
 下山してゲイターを外すまで気づかなかったが、大きく破ってしまっていた。
 そういえば一度大きくつまづいたとは思ったけど・・・

ピース!
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まだまだ青いな・・・(T_T)
 


4 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
2号kakaさん今晩は!

ピッケルを持つ腕が上がらないくらい身体が怠くなってしまい、本当に焦りました!(大汗)
課題がひとつ増えましたね~、冬山でのリスク管理を勉強し直します!
本当にお互い気を付けましょうねー。

2016.02.12 22:40 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
途中で体調悪くなって大変でしたね
でも無事に下山できて良かったですね。
高山病とかだったんでしょうか??
寝不足ってかなり身体にこたえますからね(;^_^A
睡眠不足、長時間の運転はお互いに気を付けましょう。
2016.02.12 00:41 | URL | #yl2HcnkM [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
MOMOパパさん、ども!
僕もMOMOパパさんたちの行動をパクって、翌日は赤城の長七郎山とか行っちゃおうかな~
とか考えていたんですけど、下山して温泉に入ったらソッコー帰宅したくなりました。
僕には武尊山は鬼門のようです。(^^;

武尊山頂直下はトレースが無いと結構厳しいです。行かれるときは気をつけて!
 
2016.02.11 10:03 | URL | #- [edit]
MOMOパパ says...""
白い世界からガスが晴れてくれて良かったですね〜。
自分も次は武尊山頂目指したいです。

山との相性って、ありますよね、きっと。
とにかくご無事でなにより。(^^;

悠湯里庵、良さそうですね。次回使ってみます。
2016.02.10 23:51 | URL | #- [edit]

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