denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2015夏縦走~南ア仙塩尾根へ!(その5)

三日目(2015.7.31)の続きから・・・

 長かった仙塩尾根も、もうすぐ終わり。あ~長かったー!
 ブログの更新も長かったー(^_^;)
 

 
山頂は目前!
DSCF2493blog.jpg

目を山頂から右に移せば建て替え中の塩見小屋が見える。
DSCF2492blog.jpg

仙塩尾根を振り返る。あの仙丈ヶ岳の向こうから歩いて来たんだー。
DSCF2495blog.jpg

9:55 北俣岳分岐 分岐を右に行けば30分で塩見岳の東峰だ。
DSCF2498blog.jpg

 もう一度仙塩尾根を振り返る。
 仙塩尾根の起点と終点がどこなのか知らないが、地形的にはここが終点かな~?
 熊ノ平を出発しておよそ5時間。昨日の行程と合わせれば、その長いことと言ったら・・・
 一説にはバカバカしいほどに長い尾根ゆえ「バカ尾根」と呼ばれることがあるそうだ。
 しかも、今日の行程でこれまでに出会った方は北荒川岳手前で僕を追い越していった方ただ一人!すれ違った人はなんとゼロ!同じアルプスの名は冠してはいても、北アのにぎわいと仙塩尾根のそれとでは、銀座と桧原村くらいの差があるのだ。
 だけど僕はこの尾根がすっかり気に入ってしまった。周囲に人がいないので何も気にしなくていい。素晴らしい自然の中で人目を気にせず歩くことができる。歌を歌おうが屁を放とうが裸になろうが自由なのだ!こんな場所は下界にはないんである。\(^o^)/

歩いてきた稜線を目でたどる。感無量だね!
DSCF2497blog.jpg

あの北俣岳までは往復約1時間。余裕がないのでやめておこう。(^_^;)
DSCF2499blog.jpg

塩見岳東峰を確認!
DSCF2501blog.jpg

稜線の右側から。
DSCF2502blog.jpg

あれは蝙蝠岳。メインの縦走路から外れているので今後訪れるチャンスはないかな~?
DSCF2504blog.jpg


DSCF2507blog.jpg

10:55 塩見岳東峰に到着!
 ここは今回の計画中ひとつの目標だったので素直にうれしい!しかも久しぶりに日本百名山をひとつ更新することができた。
 山頂には大きなザックの二人組みが休憩しており、聞けばこれから熊ノ平を目指すとのこと!
僕 :ちょっと遅くないですか?
彼ら:そうなんですよ。着くのはおそらく16時を回っちゃいますね。(^_^;)
僕 :お気をつけて!
 まあ、テン泊の縦走は慣れている感じだったので心配はなさそう・・・


東峰3052m 日本百名山47座目!
DSCF2508blog.jpg

山頂でゆっくりしていると、もくもくとガスが上がってきて遠景は隠れてしまった。
DSCF2509blog.jpg

東峰から西峰を望む
DSCF2511blog.jpg

10:55 西峰
DSCF2515blog.jpg

 西峰では軽装の方がひとり休憩していたので・・・
僕:三伏小屋からのピストンですか?
彼:いいえ、塩見小屋に泊めさせてもらいます。
僕:え?建て替え中ですよね。
彼:電話してみたら数人は泊まれるとのことでした。でも日中は工事の音で小屋の周りはうるさくて・・・
 なるほどねー、大工さんたちも古い小屋に寝泊まりしているはずだから少しは余裕があるわけか!

 念願の仙塩尾根を歩ききって塩見岳も登ったけれど、今日の行程はまだまだ長い。三伏小屋までのコースタイムはあと4時間以上もあるのだ。よっしゃー、気合を入れなおして再出発!

地図にはマル危マークが二つ付いている。
DSCF2521blog.jpg

頼りになるクサリやはしごが無いので、慎重に下る。
DSCF2523blog.jpg

塩見小屋が建つ場所との鞍部から振り返る。かなり険しい道だった。
DSCF2525blog.jpg

塩見小屋への登り
DSCF2529blog.jpg

11:55 塩見小屋に到着。
 新しい小屋を普請中とあって、かなり忙しそうだった。しばらく様子を眺めていると「もうすぐヘリが来ますので離れた場所に退避していたほうがいいですよ。」と女性スタッフが教えてくれる。

基礎工事まで終了か?雪が降るまでの勝負だね。頑張ってください!
DSCF2531blog.jpg

荷揚げのヘリは引っ切り無しに往復していた。
DSCF2539blog.jpg

さてこの先は樹林帯の下りだが、これから向かうルートを確認しようとしてもまったく分からない。(^_^;)
DSCF2544blog.jpg

塩見新道分岐
DSCF2545blog.jpg

地図にあるとおり、静かな広い森。
DSCF2548blog.jpg

13:35 本谷山山頂(2658m) 北アなら森林限界を超える標高だけど、南アの山々はひっそりと森の中。
DSCF2550blog.jpg

 お、おー!!三伏小屋だあ!二日連続の長時間歩行はさすがに効いた。うれしいよー。(T_T)
DSCF2553blog.jpg

三伏峠までの間に、さらにもうひとつピークがあった。「三伏山」
DSCF2555blog.jpg

左の道が通ってきた道。右は縦走路の続き。背中方向に少し行けば三伏小屋だ♪
DSCF2556blog.jpg

14:40 三伏小屋に到着!
 いやー、今日も歩いた歩いた。朝5時ちょうどに出発したから9時間40分歩いた!

本日の寝床だー。\(^o^)/
DSCF2557blog.jpg

 何がしたいって、まずはビールに決まってる。!(^^)!
 でも、先にテントを張らないとおっくうになるので我慢してテントを設営し、水を確保するため水場まで20分の往復。
 それが終わったら早速小屋へ行き1本買って戻る。昨日の熊ノ平と違ってここはにぎやかだ。
 鹿児島から来たというツェルト泊の75歳のお父さんと、新潟から来たというヒマラヤ経験もあるという豪快な先輩、岐阜県から来た3000m峰全山制覇が当面の目標だというアラフォーの彼と大いに山談義。お酒やつまみも出し合って大盛り上がり!
 正直、他のテント泊の方には大迷惑だったかも・・・冷や汗ものだった。(^_^;)

バカ騒ぎの後は夕食タイム。昨日に続いてパスタだ。今日はめんたいこで♪ 
DSCF2558blog.jpg

 よく歩き、よく飲んで、よく話し、よく食べた。あとはよく寝るのみ。
 今夜は星も見えない様子。記憶喪失の爆睡へ突入・・・


<4日目>2015.08.1

 いよいよ最終日だ。今日は遠い遠い茨城の太平洋沿岸にある自宅まで帰らなければならない。
 なので、三伏峠を鳥倉ルートでソッコーで下って9:10のバスに乗る予定。下りのコースタイムはわずか2時間だ。

 ゆっくりと起きればいいものを、早立ちの準備をする周囲の音で目が覚めてしまい、早めの朝食にする。
 最近、朝はカップラーメンと決めている。この日はシーフードヌードル。

 食事を終え朝の光景を楽しんでいると、隣から話しかけてくる方がいた。
彼:あそこに見えるのは北岳と間ノ岳ですよね!
僕:いいえ、あれは仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳ですよ。あそこから歩いてきたので間違いありません。
彼:僕も歩いてきましたけど・・・
 彼は地図を確認しても納得しておらず、何やら微妙な空気に・・・(^_^;)

 まだ十分すぎるほど時間があったけど、じっとしていてもつまらない。ゆっくりと下ることにした。

三伏峠からの下りから。あれはやっぱり仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳だよな・・・(^_^;)
DSCF2566blog.jpg

悔しいことに、この4日目の朝が一番いい天気のように感じられる。楽しい山行が終わってしまうせい?
DSCF2569blog.jpg

塩川ルート分岐 登山道、道路ともに崩落のため閉鎖中。
DSCF2570blog.jpg

 南アルプスを名残惜しみながらゆっくりと下っていると、朝、僕に話しかけてきた方が追いついてきた。
彼:先ほどは失礼しました。やっぱり仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳でした!
僕:(トレラン用のシューズを見て)いやあ、軽やかですね。まだバスには早くないですか?
彼:そうなんです。ひとつ下のバス停まで行ってみます。40分くらいだからちょうどいいですね。
 と言ってさっそうと行ってしまった・・・(汗)

鳥倉ルートは意外に険しい道。
DSCF2571blog.jpg

中央アルプスも絶景!
DSCF2572blog.jpg

9:10発鳥倉登山口からの下りのバスの乗客はわずかに3人だった。
 ひとつ下のバス停では先ほどの彼が合流して4人に。

 彼と話をしていると、2日目に猛スピードで僕を抜き去っていった人物であることが判明!
 熊本からやってきて、初日は夜叉神峠から入山し南御室小屋に泊まり、翌朝は鳳凰三山を抜け朝露の早川尾根をびしょびしょになりながら北沢峠まで。
 3日目は仙丈ケ岳~仙塩尾根を南下して、僕を追い越した後は三峰岳~間ノ岳~北岳肩ノ小屋まで。
 4日目は肩ノ小屋から農鳥岳まで行って引き返し、間ノ岳~三峰岳経由で仙塩尾根まで戻り三伏峠まで来たそうだ!(@_@;)
 なんと山行はコースタイム×0.55で計画するそうだ!
 伊那大島駅で別れるまで地元の話や子供の話をしていたが、僕よりも7歳も年上なのに若々しくてかっこよくて尊敬してしまう人物だった。最後に名前を交換して別れたが、連絡先を聞いておけばよかったかな?

 という感じで念願の仙塩尾根の縦走は終わった。
 感想は本当に静かな山行だった。寂しがりやの方は絶対に行くべきではない。(^_^;)
 後半に素敵な出会いがあったが、山行中は孤独そのものだった。しかもアップダウンが激しいし、山小屋の数は少なくて道中長いし、山が大きくて体力は消耗する!
 だけどそれだけに達成感はひとしおなのだ。できれば来年は三伏峠から南下する続きを歩いてみたい。南ア最高!
 

2 Comments

mont-denden says..."Re: おつかれさまでした!"
 うわさどおり思いっきりタフなコースでした。
 m109ちゃん、来年チャレンジするなら心してかかってください!(^^)!

 この続きを光岳までつなぎたいけど、南アは登山口までのアクセスが大変なので来年の1回の行程ではどう考えても無理!
 でも聖岳までは意地でも行ってやるぜ!(^_^;)
2015.08.16 20:27 | URL | #- [edit]
m109 says..."おつかれさまでした!"
憧れの仙塩尾根羨ましいです(≧∇≦)
来年、逆コースでチャレンジしたいと思います。
南アルプス南部はどこも山深いですね。
来年はぜひ聖岳方面をおすすめします^ ^
2015.08.16 16:47 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。