denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2015初登り~厳冬期八ヶ岳縦走(その2)

 今回のルートの核心部!それはいきなりやって来た!

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 硫黄岳を越えて鞍部から横岳への登りである。たぶん夏道なら鎖の付いた岩場のトラバースだ。それが厳冬期のため鎖が凍ってしまって使えないのだと思う。よってこの恐ろしいノミの刃のようなところを歩くのだが,幅は両足を並べたくらいが精いっぱい。ここから下りるときはさらに恐ろしく,ピッケルをこれでもかというくらい突き刺しながら下りた。
 昨年の夏に行った大キレットの長谷川ピークなど比較にならない恐ろしさだった・・・

後続の登山者。気をつけて!
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9:30 無事に横岳山頂をピークハント。
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歩いてきた道を振り返る。あー怖かった・・・
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 ここまで来ると最終目的の赤岳はもう目の前。これまでにない急勾配の登りが大迫力。
 夏は何度も通った道だけど冬は初めて。大丈夫かな・・・

天を衝くようにそびえている。(夏はそうは思わなかったが・・・)
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こちらは阿弥陀岳。急な登山道は雪崩が心配。
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 これまで気付かなかったが富士山が見えた!
 やはり僕も日本人,富士山が見えるとわけもなく心が踊る。(^^♪

岩場の後に日本一の富士。
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後方はさっきまで居た横岳。崖っぷちなんだけど,そこに居たときはそうは思わなかった。
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さすがにここは南八ツ。北のユルユルな雰囲気はすっかり失せてしまった。
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富士山のアップ。来て良かったー。
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金峰山方面の街を見下ろす。
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もう一度来た道を振り返る。
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前方に赤岳! 気合だ。負けるなー!
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10:30 地蔵尾根分岐までやって来た。
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気合だ,気合だ,気合だー!!
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 まずは赤岳展望荘までやって来た。ここにザックを置いて赤岳をピストンすることにする。
 文三郎尾根を下ることも考えたけど,たしかめんどうくさい鉄網の階段があったはず。あれが厳冬期の今どうなっているのか予備知識がないので,赤岳をピストンして地蔵尾根を下ることにした。

展望荘の様子。
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中岳と阿弥陀岳がカッコいい♪
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おーし,頂上小屋が見えたー。
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さすがの急登,ピッケルが活躍する。
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後を振り返ると高度感が半端じゃない。
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 見た目ほどに怖くはなかったが,やはりそれなりの急勾配。今日ぐらいの良いコンディションなら楽勝だろうけど,もし荒れたら引き返すべき稜線。

赤岳頂上小屋から。もう八ヶ岳最高峰は目の前!
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11:10 やったー,赤岳ゲット~!(^^)!
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権現岳のバックに南アルプス! これ以上は無いってくらいカッコいい光景。
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阿弥陀岳もカッコいい。冬に登るには相当ヤバいらしいけどね。
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 山頂ではしみじみと感動を味わった。ここには高校1年生のとき以来何度も訪れたが,これほどきれいな赤岳山頂は初めての経験。やっぱり冬山ってすごい!

北八ツ方面
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 厳冬期赤岳はもっと先の目標かと思っていたけど一気に登ってしまった。しかもいきなり北八ツからの縦走!
 本当のことを暴露すると,計画では硫黄岳を登頂した後はおとなしく赤岳鉱泉に下る計画だった。それがあまりにもいい天気なので欲が出たのだ。小屋番さんのスリッパ発言が背中を押してくれた。

 景色は同じ場所同じ季節であっても一期一会。二度と同じ風景を見ることは無い。
 この山行では八ヶ岳の美しさを再考させられた。一生忘れられない思い出となった。
 ありがとー八ヶ岳!

 さてと・・・ あとは美濃戸まで下るだけである。分岐まで引き返して地蔵尾根を下る。
 ところがまたまた洗礼が待っていた。

いきなりのナイフリッジ。写真ではそうでもないけど,落ちたら左右とも止まらない!
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 地蔵尾根の下りは夏に比較して快適だった。夏は倒れた樹々が滑って大変な下りだが,冬はスイスイなんである。途中,急な坂でシリセードを思いっきり楽しんだ。あっという間に追い越してしまった3人がビックリしてこっちを見ていた。滑落停止の練習になった。

12:05 行者小屋に到着。
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 地蔵尾根分岐からここまでのコースタイムは50分だが,25分しかかからなかった。(^_^;)
 森の中の下りって暑いのなんのって!汗でびしょびしょなのだ。
 30分の大休憩,ピッケルをしまってトレッキングポールに交換。アイゼンは外してしまえ!南沢の下りではアイゼンはかえって邪魔になるだろう・・・

 滑り降りるよう森の中を快適に飛ばす。
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13:20 美濃戸山荘に到着!
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 美濃戸口で次のバスの発車は14:45。今から下れば相当な時間を持て余すことになる。
 よってここでまたまた大休憩。友人たちに美しかった八ヶ岳の写真をラインやメールで送って暇つぶし。

 こうして厳冬期八ヶ岳縦走を無事に終えた。
 美濃戸口では茅野行きバスは大混雑。夏以上の喧騒だった。小さなザックを自分の座った隣に置いた寝たふりヤローは大ひんしゅくなのであった・・・

 冬山を始めて3シーズン目,冬山のその美しさにさらにのめりこんでいく・・・
 今回の山行は予定を変更して実力以上のコースを歩いてしまったように思う。帰宅してから深く反省するのであった。以後,冬山においては計画を守ると固く決意するmont-denden。
 こんな良いコンディションばかりではないはずだからね。

 次の山行はまた一カ月後かな。広告が掲載されないように頑張ります!
 
 

 

6 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
いつも探してしまいます。
やっぱり富士山と槍ヶ岳は特別ですよね!(^^♪
2016.03.29 20:48 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
なんか読んでて良くわかります。
やっぱ日本人は、皆富士山を見るとかなり得した気分になるし
テンションがあがるんですね(#^.^#)

2016.03.28 23:10 | URL | #yl2HcnkM [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
この季節の八ヶ岳は本当に美しいです。ハマってしまいました!
文三郎尾根のほうが安全だったんですねー,知らないことはいいことだ。(^_^;)
地蔵尾根のナイフリッジをぶっ壊したってどういうことなんでしょう?まったく想像できませんが人間離れしたものすごいパワーが加わったのですかねー?
目目連さんの巨体が暴れる姿を想像してしまいました!(^^♪
2015.01.31 23:15 | URL | #- [edit]
目目連 says...""
mont-dendenさん

今年は雪多いですね。
ピーカンの絶好の天気で綺麗です。

頂上まで行くんだったら、文三郎の方がずっと安全ですね。
地蔵の方が面白いですが。

私は重いので、一度地蔵のナイフリッジをボコボコにブッ壊したことがあります。
3月で結構細くなってたので、うしろから来る人は歩きやすかったかもしれません。

赤岳からの阿弥陀はいつ見てもかっこいい!
2015.01.31 21:38 | URL | #- [edit]
mont-denden says..."Re: タイトルなし"
この記事の冒頭の横岳への登りが一番怖かったですね。
そのほかのコースはアスレチック感覚で行けた?と思います。(^_^;)
景色は最高でした!

1月の天狗岳は2年連続ですが,昨年も今年も天候に恵まれたことが大きい。
アドバイスは,いい天気のときに登ること!これに尽きると思いますよ。
スリッパで行けるかも!?!(^^)!
2015.01.28 22:34 | URL | #- [edit]
m109 says...""
雪の南八ヶ岳縦走は、めちゃめちゃ難しそうですね
ご無事でなによりでした。

でも景色は最高です・
こんな景色が見られるから、雪山はやめられないのかも(笑)

今シーズン、赤岳は無理ですが、天狗岳には挑戦してみようと思っています。
その際は、アドバイスをお願いします(^^)/
2015.01.28 21:54 | URL | #- [edit]

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