denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

テント泊の勧め(その3)

■シングルウォールテントは本当に使えるのか?
前述したとおり意地でもフライシートは追加購入しないと決め,シングルウォールテントで山に行くこと、早3シーズンが経過した。
このテントを使用しての率直な感想をレポートするので,これからテントを始める人に読んでいただきたいと思う。
 

まず,一番気になるのはテント内の結露について。
経験したことのない人は,たかが結露と思うかもしれないが,狭いテント内で濡れた壁に囲まれるのは不快極まりない。
何よりもシュラフが濡れてしまうのだ。
ダウンのシュラフは一度濡れてしまえば,山行中に乾かすことは,ほぼ不可能に近い。
結露しにくいブリーズドライテックが売り文句のこのテント。
実は全く結露しないこともあれば,ひどい結露に見舞われたこともある。
山の稜線にあるテン場など風通しが良い場所では結露することなく快適だ。
一方で湿気が多く風通しの悪い樹林帯などでは盛大に結露しまくる。
いくら透湿防水性素材だからといって結露の問題を解決することなど不可能なのである。
スゴ乗越(北アルプス)のテン場では,結露した水滴が寝ている顔にパラパラと降りかかり,雨漏りと勘違いするほどであった。
テント撤収時はタオルで内外を拭き取ってから畳んだが,タオルの絞り具合からして恐らく水1kgくらいは付着していたと思われる。

次に雨に対しての感想。
何度か雨にやられたが,雨水が浸入してきたことは一度も無い。
mont-bellのモノづくりはさすがである。
しかし雨が降って本当に困るのはテントへの出入りだ。
僕はテントの中でいい気分になるまで飲んでしまうので,すぐにトイレに行きたくなったりする。
雨が降っていると,トイレに行くだけなのにレインウェアを着なければならない。
濡れたレインウェアはテント内で脱ぐことになるのでテント内が濡れてしまう。
ブーツもテント内に入れなければならないので悲惨だ。
これを防ぐために折りたたみ傘とサンダルを必ず持参するようにしている。
幸いこれまでに雨でテント内をひどく濡らすような経験はしていない。

ダブルウォールテントは前室があるのでシングルよりも雨に強いことになっている。
が,これには疑問も残る。
ソロテントの前室など知れたスペースなのでレインウェアを脱いだりすることはできない。
効果といえばせいぜい入り口を開けている間,雨が直接テント内に吹き込まない程度のメリットだと思う。
ただしブーツをテント内に入れなくても済みそうなので,やはり雨ではダブルウォールの優位性は高いと思われる。

■買わないと決心したはずなのに・・・
今年10月,涸沢へ紅葉を見に行くことになった。
10月上旬の穂高といえば,稜線では雪が降ってもおかしくない。
十分な防寒対策をするつもりでも何となくテントがシングルウォールでは寒いのでは?と気になりだしたのだ・・・(汗)

気付くとmont-bellオンラインショップでレインフライを探す自分が・・・
オンラインショップにアップされていなかったのでメールで問い合わせてみたところ,なんとなんと,6240円で用意できるとのこと。
以前,カタログに載っていたときは12,000円だったはず。
何で半額なのー?この値段なら買わないほうが損だ!
見積もり間違いだったらヤバイぞ,訂正メールがくる前に注文してしまえ!
というわけでとうとう購入してしまったのだった。(笑)

まずは,フライを被せる♪


本体に付いているゴムひもにフックを引っ掛ける。テンションがかかるのでピンと張れる。


短辺側の中央にもペグダウン用のゴムひもが付いているので,しっかりと空気層が確保できる。


張り綱はここから外に出す。


完成。フライがあったほうが,何故か見た目がいい感じな気がする・・・


閉じた状態


専用のグラウンドシートを使用すると,シェルターとして使用でき,海水浴や運動会などで使えそう。


■フライシートはやはりあったほうがいいの?
結論から言うと,やはりあったほうが快適だ。
涸沢では夕方になって雨が降ったが,フライシートがあるおかげで入り口を空けてゆっくりと外の様子を見ることができた。
また,ブーツを外に出せた分テント内が広く使えた。
そして本体内部が結露することもなかった。
だが本体は結露しなくてもフライシート自体は結露する。
撤収時はバサバサと露をはたいて丸めるだけだが,それなりに水を吸って重くなるのは確かだ。
透湿防水性素材のシングルウォール+フライシートの組み合わせは雨に対しては最強の防水性を誇るだろう。
が,無意味な組み合わせと言わざるを得ない。
何故なら普通のナイロンテントのダブルウォールのほうが通気性も良く軽いからだ。
さらに値段も安く済む。
フライシートを使用せず,軽量化を徹底するのならシングルもいいかもしれないが,これからテント泊をやってみようと思う人には,普通のダブルウォールを強くお勧めしたい。
それでも僕はこのテントを使用し続けるのだ。
風通しのいいとわかっているキャンプ地にはフライシートを持っていかないことにする。(言い訳みえみえ)
 

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