denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

テント泊の勧め(その2)

テント泊は,自分の寝る家を担いで登るので山小屋泊と比較すると荷物は当然重くなる。
しかし,最近のギアはとても軽くて性能が良いので,それほど身構えることもない。
僕の例を挙げてみると・・・

テント(付属品含む)1550g
シュラフ(スタッフバッグ含む)700g
スリーピングマット(スタッフバッグ含む)400g
計 2650g

※僕の場合,上記のほかに以下は必ず持っていく。
・グラウンドシート(テントの下に敷く)
・薄手の銀マット(テント内の床面一杯に敷く)
・エアー注入式の枕
・サンダル

山小屋泊の装備に,たったこれだけ追加すればテント泊が可能になる。
テント泊の良さは,山で自分の力だけを頼りに生活するという充実感が得られることだ。
テントから星空を見上げながらウイスキーを一杯飲る。
山小屋泊では決して得られない充実した時間を過ごすことができるのだ。

■メリット,デメリット
例えばハイシーズンの土曜日,登山客でごった返す北アルプス。
山小屋では布団1枚に2人以上が寝る。
鼾もうるさくてとても寝れたものではない。
しかし,小屋がどんなに混雑しようがテント泊なら床面積スペースは自分だけのもの。
寝転んで酒を飲もうが,裸になろうが,屁を放とうが,まったく周囲を気にする必要はないのだ。
次に,幕営料が500円ほどであること。
北アルプスの山小屋なら素泊まりでも6000円は覚悟せねばなるまい。
テント装備に投資する金額は決して安くはないが,すぐに元を取れることだろう。

一方で最大のデメリットは,荷物が重くなることだ。
それから悪天候に対する心構えが要る。
雨が降ると不便極まりない。
風が吹くと不安。
雷なんぞ鳴ろうものなら生きた心地がしない。
(好きな人はストイックに立ち向かおう)

■ソロ
今となってはテント泊ならソロしか考えられない。
なぜ山小屋からテントに移行したか。
原点に立ち返ってみればそれはただの一点,山で「自由」が欲しかったからだ。

たとえば,複数人でひとつのテントを利用したとしよう。
就寝中にメンバーの誰かがトイレに行きたくなった。
→シュラフのジッパーを開ける音(うるさい)
→ヘッドライトが点く(眩しい)
→テントの出入り口まで移動(踏まれるかもしれない)
→テントの入り口を開ける音(うるさい)
→風が吹き込む(寒い)
→ジッパーを閉め履物を履いて歩き始める音(うるさい)
→しばらく静かになりウトウト・・・→帰ってくる(うるさい,眩しい)
→これまでに遭った被害を逆の順番で被る。

このように誰かがトイレに行くだけでも閉口ものなのだ。
なのに,もし鼾や歯軋りが一晩中聞こえたら・・・
もう自分だけの空間どころではない!
さらに,3泊や4泊の縦走ともなると,恐らく異臭を放つヤツも現れてくるだろう。
これは厳しい!
ソロテントだからといって何もソロ山行する必要はない。
団体行動の中,ひとりソロテントであっても,寝る場所が違うだけで何の支障もない。
荷物はちょっと重くなるが,その重さに見合った満足感が得られるのである。

■テント設営
まずは地面を均してグラウンドシートを敷く。(省略可)


テント本体を広げ,スリーブにポールを通す。


グロメットにポールの先端をセット。


おりゃっ!


おお!もうテントが立ち上がった。(ここまで5分ほど)


四隅をペグダウン。さらに張り綱をペグダウンすれば完成。
(高山のテン場では地面が硬くてペグが打てないことも多い。張り綱を周りの石などに巻く)


中に銀マット(銀の面は眩しいから下)とスリーピングマットを敷けば,もう住める。


入り口は二重構造でモスキートネットがあるので,暑いときは調節する。


入り口と反対側の換気口。酸欠にならないよう完全には閉じられない。


テントの中から見た天井部。細引きが張れるのでタオルを干したり,ライトを下げたりできる。


(その3に続く・・・)
 

2 Comments

m109 says..."テント"
テントって難しそうに思っていましたが、割とすんなり組み立てられるんですね。
最近テント泊にも興味がでてきました。
何人かでテントに泊まって、山ご飯もよいですね~。(ってキャンプ?)
2010.12.05 19:10 | URL | #79D/WHSg [edit]
mont-denden says..."山ガールには・・・"
いくらなんでもソロテントはお勧めできませんね。
数人で貸しテントをトライしてみてください。楽しいですよー!
2010.12.07 21:27 | URL | #79D/WHSg [edit]

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