denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

春?の谷川岳

山行日:2014年 3月15日(土)日帰り
ルート:天神平~トマの耳・オキの耳~天神平 
メンバー:mont-denden(ソロ)

 およそ2カ月ぶりの山行なのだ。今年冬山デビューしたものの,ある事情でしばらく山は我慢していた。
 事情とは娘の高校受験で,合格を確認するまでは父親が遊びまくっているのは不謹慎だからね。
(われながらエラい!)

 晴れて合格したので早速行って来た。当初,日光あたりのマイナーな山に行こうか悩んだが,初級者のソロだけに人気で安心感のある谷川岳に決定!

 
3:30 わが家を出発。高速を飛ばして谷川岳ロープウェイに着いたのがちょうど5時間後の8:30。
 身支度を整える間,ワカンかスノーシューかどちらを持っていこうか大いに悩んだが,結局ワカンを選択。
 土合口駅でロープウェイを待つが客はほとんどいない・・・ もしかしていきなりラッセルをやる羽目になるのではと心配になってくる。

9:00 天神平駅に着いてみれば,それは要らぬ心配だった。大勢の登山客がいて一安心する。
 天気は曇りだが午後にかけてよくなる予報だ。出発!

それにしても皆さん荷物が大きい。いったいどこでキャンプするのだろう・・・
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 夏道ではなく,いきなり雪の急斜面を登る。
 複数のパーティーが3コースに分かれて取り付いていたが,コースによっては先頭がラッセルしているようだ。ご苦労さまです。ありがとうございます。

さすがに谷川岳,雪が深い。
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ガンバカンバ!
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こちらのパーティーは谷川岳への最短ルートではなく,一度小高い丘?を目指す模様。
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このあたりで積雪量はどのくらいなのか。樹々が相当深く埋まっている。
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西側に張り出した雪庇に注意!
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 身体が温まって暑いくらいになり,ゴーグルが曇ってしまうのでサングラスに替えることにする。(私のゴーグルは特別加工が施してあるのだが。←上のスポンジ部に穴を空けただけ)
 ところがいくら探してもサングラスが見つからない。車に忘れてきてしまったのかな・・・
 まあいいや,雲が多いしサングラスなくても大丈夫と高をくくって以後裸眼で歩く。(これが後にとんでもない不幸を招くことに・・・)

絶景に思わず見とれてしまう。三国峠方面
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おお,大迫力の俎嵓! かつて谷川岳の名はこの峰を指していたそうな。 
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 前方に山スキーヤー。板を履いてえっちらおっちらと登っている。
 しかし,この山って本当に山スキーヤーが多い。

大きなクレバスが!今にも雪崩そう。
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ありました。上越新幹線トンネルの空気の出入り口。
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10:10 変な棒が突き出した場所に到着。もしやと思い,新兵器のスマホ+山と高原地図アプリで位置確認。(GPS機能により地図上に自分の位置が表示できる)
 ※mont-dendenはこれまで電池の持ちが悪いという理由でかたくなにスマホを拒んできたが,最近は3日間持つものも登場。近くのDocomoショップに行き一番電池の持つヤツをくれ。ということでAQUOS PHONE を購入。

 すると熊穴沢避難小屋を示しているではないか! どうやらこの棒は積雪計のポールらしい。

いったい何メートルの積雪があるのか。
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再び俎嵓の雄姿。カッチョえー!
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上州武尊山方面?
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山スキーヤーが目指す先には谷川岳があるはずだが,終始ガスっていて見えない。
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11:00 ここまでワカン+トレッキングポールで登ってきたが,やや雪が固くなり勾配もきつくなってきたのでアイゼンに交換する。今シーズンから本格冬山に挑戦ということで,アイゼンまで新調してしまった。これまで使用してきたBD社の10本爪より若干だがグリップが良いような気がする・・・ たぶん希望的気のせいだ。(笑)

グリベル エアーテック・ニューマチック(12本爪)
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肩ノ広場への急な登りではかなり風が強くなってくる。道しるべの旗棒にはエビの尻尾が。
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11:45 景色に感嘆し写真を撮りながらゆっくりと歩いてきたので,やや遅めの到着となったが肩ノ小屋までやってきた。
 強風吹きすさぶ肩ノ広場,先ほどまでの春山と様相が一変。ここからは凍てつく氷の世界に突入!

パッキパキの肩ノ小屋
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エビの尻尾だかシャコだか。スゲーな。
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 小屋へは寄らずにそのままトマの耳へと向かう。風が強いのなんのって,たまにヨロけながら歩く。地面は氷に近いのでアイゼンがすごくよく効く。

風,強いよー。単なる岩もこのとおり。
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11:55 トマの耳に到着
 視界ゼロ。周囲の山は何も見えず。こんなところに立っているだけ無駄だ。風強いし寒いし・・・
 ここでは私よりも10歳ほど年配の方と二人きり,彼はさっさと下山するそうである。(汗)

トマの耳登頂の証拠写真。何だか分かりませんねー。奥は絶壁なので注意。
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アップ。エビまくってます。
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寒いが,せっかくここまで来たのだからオキの耳まで行ってみることにする。向かうはわれ一人。

厳冬期と変わらぬ世界。これぞ冬山!って感じだった。
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一瞬の晴れ間に浮かび上がったオブジェ。
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12:10 オキの耳,なんだかなー! 奥は雪庇になってるはずだから注意。
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景色ゼロ。オキの耳に長居する理由もないのですぐに引き返す。荒れまくり!
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しかし,スポットライトが当たったようなこんな景色も時折見られる。
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晴れていれば,恐ろしくきれいな写真を撮れただろう。
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雪山に魅せられる。
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白銀というのかな?
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こんなの見たことない。エビまくり!
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自然てすごい!
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肩ノ広場まで戻ってきた。強風で皆さん四苦八苦。
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道しるべもすてきなオブジェに。
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 こんなところで休憩なんかしていたら周囲の風景と一緒に凍ってしまう。長居は禁物,さっさと下山しよう。
 下山途中,スキーヤーがさっそうと滑っていた。2010年に登ったときの記憶では,ここは一面ササに覆われた斜面だったと思う。
 
こんなところを滑ったら気持ちいいだろうなー。あと10年若ければ絶対挑戦していたな。(笑) 
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 ハラ減った! 風の無い場所で小休止。こんなんでもおいしい。
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 下るにつれ風も雲も少なくなり,スキー場付近まで来ると見事に晴れている。
 結局,谷川岳山頂付近だけがガスっていたようだ。残念!(泣)

天神山(天神平スキー場のトップ)きれいだなー。
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このあたりの雪は本当に深い。木の幹は相当埋まっているはずだ。
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 と,前方の斜面で何やら雪遊びをしている集団を発見。いったい何をしているのだろう?
 その先にはテントも見える。いいのかそんな場所でキャンプしてー!!

何してるの?
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 近づいてみれば皆さん雪洞を掘っている。
 なるほどー! あの大きな荷物はここで過ごすための道具や食材だったんだ。

これは一度体験してみたい!
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 もう今日の行程も残りわずかなのだがもう少し雪山に居たい。来た道をそのまま下らずに,登り始めたときにひとつのパーティーが目指していた小高い丘に登ってみることにした。

スキー場ベース(ゴンドラ山頂駅)を見下ろす。
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谷川岳。結局最後まで山頂付近はガスだった・・・
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14:00 ロープウェイ山頂駅到着!
 あー久しぶりの山行で楽しかった。山頂から絶景を見ることは叶わなかったが,豪雪の谷川連峰を存分に楽しむことができた。残る楽しみは温泉だ♪
 水上温泉には日帰りできる温泉も多いが結構高い。ここは谷川温泉「湯テルメ」550円を選択。露天風呂から山も見えて気持ちよかったー!

谷川温泉からの帰路で思わず撮ってみた。きれいに晴れている。これは俎嵓?
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 谷川岳は残雪期登山にうってつけの山だと聞いていた。天神尾根のこのルートはスキー場のゴンドラ利用で標高1300mまで上がれるうえに危険箇所が少ない。こんな知識を持ってはいたが,3月半ばの今の時期でさすがにこれは当てはまらない。天候が安定すれば大いにその通りであるが,スキー場では穏やかな天気だったのにもかかわらず肩ノ小屋から上は真冬の世界だった。もし吹雪いたりして進む方向を間違えればアウトだろう。好天と荒天を何度も繰り返しながら安定してくるのはもう少し先なのかな。
 それにしても山スキーヤー,山ボーダー,雪洞ホリーヤーと多彩な遊びが楽しめる人気の谷川岳なのだ。山頂からの雪景色もまだ見ていないし,必ずもう一度来ると心に決めた。

<余談>
 文中に出てくる「サングラスを忘れてひどい目に遭った」お話は後日アップ予定です。
 

2 Comments

mont-denden says...""
たしかに行きたいところが増える~
むしろ雪が無くなるのが寂しいかも。
残雪期の北アとか行きたいなー。

青空八ヶ岳のレポート待ってるよー♪
2014.03.19 23:58 | URL | #- [edit]
m109 says...""
12本爪お買い上げありがとうございます(笑)
谷川岳方面は雲があったんですね。
八ヶ岳は15日は風はそれほど吹いて無く、青空で最高の天気でした♪
でもエビのしっぽは谷川岳の方が見事です☆
雪山を始めると行きたいところが増えますね~
2014.03.19 21:03 | URL | #- [edit]

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