denden's 山紀行

山と自然を愛するmont-dendenが綴る山ログ since 2010

2017夏縦走(その1) 三伏峠~高山裏避難小屋

<1日目> 2017年7月29日

今回の交通手段は、毎日あるぺん号のタクシープランというのを利用してみた。
東京竹橋から伊那大島駅までは夜行バス、待機するタクシーに乗り換え鳥倉林道ゲートまで移動できる便利なプランなのだ。
鳥倉林道ゲートの手前は駐車場になっていて、マイカーが所狭しとびっしり駐車してあった。
こんなに入山者が多くて小屋は大丈夫なのかと心配なほどである。

5:00 小鳥が盛大にさえずる中、鳥倉林道ゲートをスタート!
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実は、現地の伊那バス(鳥倉線)を利用すれば、ゲートの先にある鳥倉登山口まで連れて行ってくれるんだけど、始発が6:45なので接続がうまくいかない。
よって、ゲートから登山口までの林道を50分ほど歩かなければならないんである。

鳥倉登山口
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親切なことに、三伏峠までの登山道にはこんな標識がいくつも設置されていた。
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おお!中央アルプスだ!
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ガスが多いが、今のところ雨って気配でもない。
今回の山行は3泊4の行程だ、頼むから初日から雨は勘弁してくれよー!

8:30 三伏峠小屋
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小屋の隣には「国立公園南アルプス標」がある。
ここで僕よりも10歳くらい年配のご夫婦が、記念写真を撮ろうとしていた。
旦那さんが、小屋のデッキにカメラを置いてセルフタイマーで撮ろうとしてるんだけど・・・
三脚が無いので構図がなかなか決まらないようだ。
見かねて、あのう、よろしければシャッター押しますけど・・・
奥さん:最初からお願いすればいいのにね~。(^^;

「日本一高いと言われる峠」ってなんだよお、日本一じゃないの?
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2年前の夏、仙丈ヶ岳~塩見岳をつないで歩いた最終日、ここのテン場を利用した。
鹿児島から来たという75歳のお父さんと、新潟から来たヒマラヤ経験もあるという豪快な先輩、岐阜から来たアラフォーの彼と大いに山談義。
お酒やつまみを出し合って大盛り上がり!
正直、他のテント泊の方には大迷惑だったかも・・・冷や汗ものだった。(^_^;)

2年前のドンチャン騒ぎが懐かしい。(^^;
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今回南下するコースは、小屋から水場へ向かう途中を右に分岐する。
そこは、お花畑になっていて目を楽しませてくれた。

分岐にあったお花畑
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マツムシソウ
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そこから10分も歩くと展望が良くなってきた。

塩見岳方面
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9:40 最初のピークである烏帽子岳(2726m)に到着。
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雨は降ってこないけど、ちょっと残念な天気かなあ・・・
まあ、今日を含めてまだ4日もあるのだ、どこかできれいな景色が見られればいいんである。

次のピークの前小河内岳が見えてきた。
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前小河内岳から続く稜線の先はガスに包まれているけど・・・
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ん?何か見える。
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小屋だ!するとあれが小河内岳避難小屋で、右のピークが小河内岳山頂だ!
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10:40 前小河内岳に到着。標柱は無かったが、たぶんコレがピークなのだろう・・・(~_~)
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前小河内岳から小河内岳までのコースタイムはわずか45分。
天気が今一つとは言え、涼しくて快適である。

気持ち良さげな緩やかな登り♪
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シャクナゲが咲いていた。
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でもでも・・・ ついに恐れていたことが!
小河内岳が近づくにつれ、ガスが濃くなってきて・・・
そしてついにポツリときた!
う~む、レインウェアはまだ着ないからな!(-_-)

避難小屋との分岐
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メニュー看板の、アサリ、ミート、カレー、中華など数種類のパスタがとても気になった。
が、雨で動揺した、先を急ごう!

11:40 雨の小河内岳(2802m)
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夏山で雨が降った場合、レインウェアを着ると蒸れてとても不快だ。
したがって、少しの雨なら傘が大いに役に立つ。
ところが、ピークを過ぎて間もないころ、願いもむなしく本降りになってきやがった!
嫌々ながらレインウェアを着る羽目に・・・
でも、今回は新しいレインウェア(上)を購入して初めて雨なのだ。
ものすごく水をはじいてうれしい!(^^♪

小河内岳を過ぎると、どんどん下って再び森の中へと入ってゆく。
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辺りはシラビソの森へと変わってゆく。
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ところで、烏帽子岳を過ぎてからここまで来る間、だーれも居ない。(汗)
人っ子一人すれ違わない!
鳥倉林道ゲートの、あの車の数はいったい何だったのだ!
おそらくは、みんな三伏峠小屋とか塩見小屋を起点に塩見岳を目指したのだ。
やはり、ここはすげーマイナーな尾根なのだ。
そういえば、2年前に歩いた仙塩尾根にそっくりな雰囲気だよ。
あの尾根でも3人くらいにしか出会わなかった・・・(^^;

だからといって、この静寂が嫌いなわけではない。
むしろ好きなほうだし、山をひとり占めできるのはサイコーだ。
でも、その日の山歩きが終わって一杯やるときは賑やかなほうが好きだけどね。(^^;

なんとかキンバイ?
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これは太い、超大物を発見!
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雨のおかげで写真はほとんど撮れなかったが、やんだ瞬間を見計らってカメラをザックから取り出してみたりした。
そのたびにザーッと降ったりして、またカメラを仕舞う羽目に。
そんなことを繰り返しながら歩いた尾根だった・・・

森の中なのでピンと来ないが、板屋岳(2646m)のピーク
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マルバタケブキのお花畑が何カ所もあった。
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高山裏避難小屋アト5分、長い長い初日の行程ももう少しだ!
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いやあ寝不足の中、朝5時に出発して歩くこと実に10時間!
初日にしては長い行程だった、疲労困憊だよ~((+_+))
今日はよく歩きました!

マルバタケブキの斜面の先に赤い屋根がボーっと浮かび上がった!
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15:00 高山裏避難小屋に到着。
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早速、テントの受付をすべく管理人を探す。
2階からトンチンカンチンと音がする、何か直しているんだろう。

スミマセーン!おーい!!
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管理人が下りてきて、「雨の中よく歩いてきたね~、今日会った人って、おたくで二人目だよ。」
まじ!?なんつーマイナーなルートなんだろう・・・(^^;

管理人の名前は上の写真にもあるとおり「サスケ」だそうだ。
このちょっと個性的なサスケだが、人恋しいのか僕を相手にたくさん話をしてくる。
聞けば、夏季はここの管理人として南アルプスに入山するものの、それ以外のシーズンは奥多摩の雲取山の麓にある「お祭り山荘」を経営しているらしい。(なるほどホームページに雲取サスケとある。)
お祭り山荘なら、雲取山を歩いたときに通りすがったことがある。
バス停の上に建ってるあの建物だ。
でもサスケは今南アルプスに居るし、儲からないので夏季は休業中だそうだ。
もっとも、高山裏避難小屋もあまり儲からないらしい・・(^^;

テントサイトは、サスケいわく小屋に近くて一番良い場所の3番を使ってくれとのこと。
それはそうだ、客は僕しかいないのだ。(笑)
スーパードライ500mlを1本買ってテン場に移動。

一番いいNo.3
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このとき運よく雨はやんでいたが、サスケによればすぐに雨になるとのこと。
さっさとテントを張って水をくみにいこう。
ところがこの水場までの道のりが長い!
小屋の前の看板に往復30分と書かれているが、本当に30分かかった。
サスケがくみに行くとき40kg担いでくるらしい。

雨とコケで滑りまくる! 水場までの道のりは凶悪だ。
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サスケの予言したとおり、夕方からまとまった雨になった。
外で調理することはできないので、テントの中でパスタを作る。

スパゲティ・ボロネーゼの完成!(水蒸気がすごくてカメラのレンズが曇る)
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そして寝酒は毎度のバーボンだ、でも今回はちょっと違うのだ!
20日前に行った飯豊山が死にそうになるくらいくそ暑かった。
あの時の経験から、今回はサーモスの山専ボトルにロックアイスを砕いて入れてきた。

今夜はロックだぜ、ベイベー!(^_-)-☆
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しかしまあ、今日は雨にやられた!
でも日常からかけ離れたこの感じ、山に居られるだけで幸せ。
山でウイスキーのロックも最高!
だけどお酒の相手が恋しいかもね~
一人酒はなかなか酔いがまわらないのだ。

明日は晴れますように・・・
 



2 Comments

mont-denden says..."Re: タイトルなし"
kakaさん、今晩は。毎度ありがとうございます!

このコースを歩く理由として、人と会話がしたくないときは最高かも?(^^;
それくらい静かなコースですよ。夏の日本アルプスなのにね・・・
でも嫌いじゃないです。
小鳥がさえずるのに合わせて口笛でマネしてみたり、楽しいです。
 

2017.08.07 20:08 | URL | #- [edit]
えれぇこった2号 says...""
dendenさん

こんばんわ(((o(*゚▽゚*)o)))♡
三伏峠行ったことあります。
小屋の外でカップ麺を食べたのを覚えてます。
初日に10時間重たいザックを担いで、移動お疲れ様でした!
テント張って、水汲みまで大変だったでしょうね。
2017.08.07 00:32 | URL | #- [edit]

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